【只管打座・・NHKの危機管理・・04.12.20】
昨夜のNHK番組「NHKに言いたい」を見ていて思ったことだが、海老沢会長は、終始伏し目で話していて、ついぞカメラ目線とならなかった。
出演前に、担当者やデイレクターから、カメラを正面に捉え、カメラを見据えて堂々と話すようにとレクチャーされなかったのだろうか。
それとも、事前レクチャーは受けたものの、カメラを見据えるとその向こうに幾百万の視聴者の目線を感じて、ついつい伏し目になってしまったのであろうか。
幾つかの危機管理の拙さ故の企業破綻を他人事としてか見てこなかったせいであろうか。「海老沢会長は政治部経世会担当だったから」と、パネラーに突っ込まれてうろたえ気味だったのも御愛嬌か。
話す内容が、抽象論、総論、精神論に終始したのと併せて、
表情や姿勢から内容の無い話の無意味さを増幅させてしまう生放送テレビの雄弁さと残酷さを思い知らされたものである。
同席した経営委員会委員氏の頼りなさも意外なことであった。
経営委員会が最高意志決定機関であると力説する割には、他人事のようであり、自らの責任も不明さも自覚してそうにないのが、逆に哀れにみえたものである。
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