よそ様のことであるし、詳しい事情を何も承知しないから軽々なことは申し上げられないが、(社)日本不動産鑑定協会関東甲信会に激変が起きているようだ。
従来、関東甲信会傘下の各士協会事例資料は東京都港区の第12森ビル6階の関東甲信会事務局で閲覧に供されてきたのである。そして、最近はこれらの事例資料についてデジタル化やGIS化が検討され、さらに利便性の高いサービス提供も検討されつつあると伺っていた。
都内において関東甲信会所管事例資料を閲覧に供すると云うことは、主に都内在住会員への便宜供与であり、同時に閲覧件数を増やすという内実もあったであろうと推察する。
であろうに、近頃、地元士協会事務局を経由して届くお知らせは、関東甲信会事務局での事例閲覧便宜提供の中止に関するものばかりである。先日は埼玉会から、今日は千葉会と神奈川会から届いた。いずれも06/04/01以降は各士協会事務局にてのみ事例を開示するという文面であり、関東甲信会事務局での閲覧は4月以降は中止するという通知である。
一方では都市圏域の会員からオンラインで全国の事例を閲覧できるようにならないかという要望も出ようかと云う折りもおり、データの分散管理という現象が起きつつある訳で、その背景や今後について興味深いものがある。
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