軒瓦とフェレット

 岐阜から各務原へ向かう幹線街路に通称いちょう通という街路がある。某日の午後、珈琲でもと立ち寄った店の屋根をふと見て驚いた。軒瓦の文様が全て「珈」なのである。粋なもんだ。


 お店の名前を「珈琲蔵人珈蔵」という。 全体に和風で統一されており、内装も落ち着いているし、珈琲も水準以上だった。 店の全景である。

 各テーブルには生花を活けた一輪挿しがおかれてある。

 店の中庭も和風庭園であるが、こちらは堂守の趣味に合わないシツライである。 ふと庭の隅をのぞくとイタチみたいな動物が餌を食べている。 名前など知るよしもない堂守が店員さんに「イタチの仲間ですか?」と伺ったら「フェレットです。」と教えてもらった。 カメラを向けたら怪訝な顔をしてフェレットくんがこちらを向いた。

 いちょう通の名前の由来の通り、全長約5キロの通りに植えられているイチョウは、黄金色に染まっていた。 秋たけなわ、鑑定士冥利につきる秋好日の頃である。

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