朝露を踏んで、旧盆の庭先を切り撮ってみました。それぞれに固有の名前があるのでしょうが、不案内な茫猿には判りません。それでも、常日頃は見落としているだけでなく踏みつけている花たちが、切り撮ってみればいとおしく思えます。
頭上を見ると、いつのまにかカボスが大きくなっていました。あと半月もすれば庭先で拾い集めた枯れ枝で煙を上げつつサンマを焼き、カボスをたっぷりとしぼって味わうことと致しましょう。
去年(こぞ)三尾 この秋二尾の 秋刀魚焼く 《茫猿》
《この五月に母が身まかり、この秋は父と二人暮らしとなりて》
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