梅雨明けと同時に、庭の苅込作業をはじめて今日で三日目、今日は朝八時から昼過ぎの二時まで、炎天下で刈り込んだ枝葉の掃除が主な作業だった。 二時過ぎに井戸水・冷水シャワーをたっぷりと浴びてから昼飯にしようかと思ったら、軽い立ち眩みがするのである。 これが世に言う熱中症かとWebで調べたら、どうやら正しい診断だったようである。 冷水シャワーを浴びても身体の深奥からの熱がとれないから、今年はじめてクーラーを入れて涼んでいる。
写真に見えるだけの苅込だけなら大したことはないのだが、母屋と離れの生け垣、柿畑の草刈りなどなどがあるから、枝葉の掃除だけでも結構な仕事量になるのである。 何も炎天下に行わなくても秋風が聞こえてくる時季にすればよいのだが、サツキやヒラドなどの花樹は来春の花芽が造られる今の時期に行わないと、翌春の花が咲かなくなるから、この時期に欠かせない作業なのである。
我が陋屋の狭い庭も、職人を入れずに茫猿が苅込をするようになって今年で三年目である。 刈り込んだ木々を改めて眺めてみると、随分と茫猿好みの木立に調えられてきたものだと、秘かに自賛するのである。 まだまだ若いつもりでも、年を越せば茫猿は古稀を迎えるのである。 あと何年こんな作業が続けられるのだろうかとも思うのだが、三年でこの程度ならあと五年も経てば、まさに茫猿の庭になるだろうし、名実共に鄙の堂守りに熟(な)れるだろうと思っている。
昨日は中学の同級生であるI君が訪ねてきた。 珍しい来訪に何ごとかと思えば、民生委員を務めている彼は、独居老人に緊急コール装置を案内しているという。 せっかくの案内だが、固定電話とリンクする装置で無線の届く範囲は約20mだという。 屋内でのみ用が足りる装置であり、屋外に居ることが多い私には無用の長物であるし、その不安があるのであれば、携帯電話を常時持ち歩けば済むことであり、有り難く謝絶した。 町の独居老人リストに掲載されるようになったのかと思えば、些かの感慨がある。 そこで高齢者区分をWebで調べてみると、65~74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者、85歳以上を末期高齢者というとある。 なんとも有り難くない年齢区分である。
さて明日07/20はかねてから案内のびわ湖会議開催日である。 FBを眺めていたら、関東から参加のI.Y氏は既に滋賀入りしており、今日は三井寺に参詣しているようである。 先日届けられた参加者名簿を見れば、他にも北海道や沖縄など全国から二百名弱に及ぶ有志が集まってくるから、彼等との久しぶりの再会が楽しみである。 びわ湖会議の討議内容にも興味はあるが、会議後の懇親会が楽しみなのである。
実のところ、びわ湖会議の内容にそれほど多くは期待していないのである。 もちろん、会議の企画は優れているし、その企画力実行力に大いに敬意を払ってはいる。 しかし、事前の意見取り纏めなどを拝見すれば、「情報の非対称性にアグラをかいてきた鑑定業界のこれから」、「官需に育てられ甘やかされてきた業界のこれから」など、業界が直面している問題の深奥に切り込む意見は、意外に少ないのである。
このあたりのところは、先号記事に述べているから、改めて記事にはしないが、全国から比較的意欲の高い人々が集まる会議とはいっても、その関心事は対症療法的な事柄に集まっているようである。 抜本的というか、紅い血を流すような施策が一気に生まれてくるものでもあるまいと考えている。 せめて新しい風を巻き起こし次につながる会議になってほしいと願っている。 後年に、びわ湖会議が総ての始まりだったと記憶される会議になってほしいものである。
それにしても、「情報の全面開示」や「霞ヶ関セクショナリズムを打破する公的評価」などといった発想は期待薄のようである。 そんな風にお気楽なことを嘯いていられるのも「古稀間近」の茫猿だからと、自省もしている。 それにしても、茫猿がはじめて「鑑定業界は茹で蛙状態」と記事にしたのは、2003.02のことであり、それから既に十年が過ぎた。
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お大事になさって下さい。体調を整えて頂き、明日、茫猿様と、夜の壱刻をジックリ過ごせるように、お祈りしております。本当に、本気で業界を変革しないと残された時間は少ないと感じる昨今です。
この時期の作業は、午前は5時から9時~10時まで、午後は16時~17時から日没までが良いですよ。
あとは必要が無いと思っても定期的に水分を取ることです。
無理をなさらぬように・・・