大寒(01.20)が過ぎて二日の朝である。 一年でいちばん寒いから大寒というのであるが、人の身体は暑さ寒さに慣れるものである。 十二月の頃に感じた寒さに比べれば、零度前後の寒さもそれほどには感じない。 それよりも日毎に長くなる陽射しや、はっきりと膨らみが目立つようになった木の芽に春を感じるこの頃である。 巡る季節は、あと二週間もすれば立春なのである。
北国ではまだ吹雪のまっただ中だが、南沖縄からは寒緋桜の開花便りが届きつつある。 鄙里では正月過ぎには咲きそろう水仙が、今年は随分と遅れてようやくに蕾を膨らませてきた。 木の芽起こしというには、まだ早すぎる今朝の雨にうたれている鄙桜だが、蕾は赤みを増してきている。
数日前から新スキームデータの利活用について、四次データにこだわることが何故いけないのか、どうして三次データからスタートすべきなのか、一次データが重要なのかについて、記事をまとめようとしているが、うまくまとまらない。
何より、そのような記事を書くことが、いまさらのことに思えてならないのである。 現場を離れて三年という時間の経過は、鑑定評価を薄れさせるに必要であり、また十分な時間でもあったようである。 こうして『鄙からの発信』の記事更新も間遠になってゆくのであろうと思っている氷雨の朝である。
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