第6回 地価公示のあり方に関する検討会(2013.03.18)の議事要旨が公開された。
報告書とりまとめの方向性を検討する会議・議事要旨の公開である。議事要旨から報告書を推定するのは難しいが、激変は避ける方向性が透けて見えるようである。 なにはともあれ報告書の開示が待たれる。
議事要旨の末尾に注目したい。 「本日が最後の検討会となり、具体的な文言は、事務局にて修正のうえ、座長一任とさせていただきたい。」とある。 要するに事務局提案《国土交通省 土地・建設産業局 地価調査課》を俎上に上げて、二時間をかけて検討したということなのである。
なお、ヒアリングで得られた主な意見一覧にも注目しておきたい。不動産業者、不動産流通情報提供事業者、不動産鑑定業者から聞き取った地価公示の利用状況についての意見が記載されている。
折しも、H26地価公示の評価員に係わる委嘱申請の受付が行われている。《継続申請は04/08締め切られた。》 年度始めということもあろうが、この時機を機会として鑑定評価業務を廃業する方が何人か現れている。 業務受託の右肩下がり傾向、地価公示の精緻化や評価書の開示を理由とする公示業務内容の煩雑化などが廃業の背景にあるようだ。
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