メールマガジン購読者数が300名を超えました。一般受けしない特殊な
内容であるにも関わらず、凄い数字だと思っています。皆様の御支援を
感謝申し上げます。今後も内容の充実に努めます。同時に皆様のアンサー
メールを歓迎します。ご了解が得られれば鄙からの発信に掲載したいと
存じます。以下はRESメールの転載です。
>※それとも、不動産鑑定士が正しく、時宜を得た社会的アピールを行わ
> なかったが故に、彼等公認会計士諸公は、自らの手で不動産の時価評
> 価を行わざるを得なくなったのでしょうか。
問題の真髄は結局このあたりでしょうね。
新聞記事に載る不動産鑑定士の動向と世間のニーズは半年から一年ずれ
ているような気がします。この間の日経新聞には「投資目的会社に対す
る収益還元法の適用」みたいな記事がありましたが、素人目にも何を今
さらという感じです。そこから先に進めないのでしょうか。
私なら「不動産証券化によるリスク低減と評価法の関わり合い」とか、
まだ世間で騒がれていない部分の研究に力を注ぎますが・・・。
鑑定士も商売なら、世間のニーズにどれだけ答えられるかをもっと問
われてもよいのではないでしょうか。専門家として、半歩先を見据えな
がら。
その上で、ライセンスを持つエスタブリッシュメントとして、「今の
不動産評価はここが違う」と直言できる気概が求められるのではないか
と思います。ニーズにも応えない、気概もない、だから「サムライ商売」
はいい気なものだと世間は思うのです。
あるいは現在そういう課題に取り組んでいるのならば、もっと PRを行
うべきでしょう。社会に対するアナウンスメントも、またエスタブリッ
シュメントの重要な役割なのではないでしょうか。
追伸: 個人的には、最近の景気がミニバブル化してきた感があります。
何がバブルかと言えば「持てるものと持たざるものの格差が激しい」と
いうあたりです。公共事業にせよリストラにせよ、結局その格差を利用
できる人間のためのもののような気がしますね。ミクロ的には。
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