REITについて

【茫猿遠吠・・REITについて・・02.06.05】
 鳴り物入りで始まったJ-REITについて、不動産関連業界に身を於く者として無関心ではいられませんが、今のところ発足時の期待感や華やかさは薄らぐ一方のようです。
 REITについて、iNETの貴公子「山形浩生氏」が、自身の Web Sit「HOT WIRED ケイザイ2.0」に、書いています。「そんなことはとっくの昔から知っている」という方も、「へー、内情はそうだったの」と改めて目を剥く方も、一度覗かれたら如何でしょう。小難しい数式などは何も書かれていません。 山形氏の読者向けの記事ですから、いわば不動産業界外素人の方への解説です。
「REIT(不動産投資信託)を考える」
あやしい ミドルリスク・ミドルリターン
http://www.hotwired.co.jp/altbiz/yamagata/020604/
 三部構成になっていますから、1/3から3/3までクリックして読み進んで下さい。日経や業界誌・紙には書かれていない切り口が、意外と新鮮に読めかもしれません。
【やまがた・ひろお】 (Web Siteより複写転載)
 1964年 東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学専攻、マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手シンクタンクで地域開発やODA関連調査のかたわら、翻訳、執筆活動を行なう。
 主な著書に『新教養主義宣言』、訳書にエリック・レイモンド『伽藍とバザール』、ポール・クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』他多数。
プロジェクト杉田玄白主宰。
∇ 自己紹介(10/23/1998) (下記の Web Siteよ り複写転載)
 山形浩生は全般的に鼻につく全方位的に小利口でやなヤツだが、それで総すかんに会わないのはひとえに口達者なのと、翻訳能力に関する限りケチつけがたいのと、さらには往々にしてポイントだけはついていたりするからなのである。
 某シンクタンクでコンサル稼業をしているが、むしろバロウズの決定版翻訳者として知られていて、さらには建築だの都市デザインだのコンピュータだの経済だのファイナンスだの、いろんな分野を翻訳や雑文でカバー。
 なあなあの隷属と「和」が重んじられる日本において、かれのズバズバ角たてまくりの遠慮会釈皆無なものいいは、まあなんというか、毀誉褒貶かまびすしく、おかげさまを持ちましてその態度の悪さゆえに訴えられたりなんかもしておるですよ。
山形浩生の遺言状 (下記の Web Site より複写転載)
 山形浩生(以下、ぼく)が脳死状態に達したら、ぼくの著作や翻訳はすべてGPLのもとにおかれる。ぼくの相続人はぼくの著作や翻訳についてはいっさい 権利主張をしてはいけない。だれが賞賛、阿諛追従、罵倒、侮辱、糾弾、引用、出版、翻訳などどのような形でそれを利用しようとも、クレジットさえきちんとしていれば、それをネタにお金をせびったりたかったり、訴えたりしてはいけない。
 だれかが変なパロディをつくってぼくやその関係者をこちゃこちゃにコケにしても、ぼくの書いたものにかかわるいろんな権利をたてに、文句をつけたり足をひっぱったりというような各種茶番を展開してはならない。
山形浩生勝手に広報部
http://ruitomo.com/~hiroo/hiroo.html
YAMAGATA Hiroo Official Japanese Page
http://www.post1.com/home/hiyori13/jindex.html
・・・・・・いつもの蛇足です・・・・・・・・・
 今回は、Web Siteの紹介に終始し、あまつさえ丸ごとコピーが殆どです。
 ま、忙しい『鄙からの発信』読者の為に複写転載して差し上げたのでが、それとても「ヒロ・山形氏」がご自由にやってくれと云うお言葉に甘えたまでのことです。(iNETの貴公子ヒロ・山形氏に喝采)
「山形氏宣わく」
 丸ごとコピーしたいときも、文章自体を変えないで(変える場合にも変えたところを明示すればオッケー)、もとの URLと版権と、転載自由だってのさえ明記すればなーんも文句はつけないので、これも黙ってやってくれ。
・・・・・・蛇足その2です・・・・・・・・・
 最新号 Evaluation も中身が濃い。(02/05/15発行、今号より発行者がプログレス社に変更になった) 詳しくは下記URLから確認してください。
 http://www.progres-net.co.jp/
 特集記事は、土壌汚染と鑑定評価、廃棄物最終処分場と鑑定評価等であるが、他にもリアルオプションアプローチと鑑定評価、鑑定業界の現状と動向など興味深い記事が満載である。
「ふくい やすこ」氏の、変わらぬ辛口評論も掲載されている。
氏の云う「国土交通省・鑑定協会・鑑定士」という三者ワンセット認識は、ものの見事に実状を指しているだけに、苦笑するのみである。
 茫猿が鑑定士の不幸は地価公示から始まったという論旨で「世代間格差と問題意識」と題して、『鄙からの発信』に掲載したのは 99/03/29のことですが、問題の根は実に深いと嘆息するばかりです。
・・サッカー、ベルギー戦に興奮して寝不足の茫猿は、本日これまで。

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