Vital Solution Net

【茫猿遠吠・・Vital Solution Net・・02.12.05】
 先々号に「Vital Solution Net」を紹介して、下記の記事を掲載しま
した。折角紹介しながらURLの掲載を忘れましたことと、会員登録の
件についてふれませんでしたから、続報を送信します。
※このサイトのURLです。
  http://www.vs-net.jp/
※会員登録はEmailアドレスとパスワード入力でOKです。
※会費は無料です。
『記事補足再掲』
 02.12.03日経朝刊に、日本土地建物(株)の全頁広告が掲載されてい
ます。題して「不動産ソリューションサイト・Vital Solution Net」と
云います。
・公示・基準地価格サーチ(会員サービス)
・不動産価格WEB査定(会員サービス)・・相続税路線価にリンクする。
・不動産WEBセミナー、不動産証券化入門(会員サービス)
・不動産知識、不動産ニュース、ビジネス知識(会員サービス)
・不動産用語辞典、公共機関検索、リンク集(一般開放)
 見事な「Vital Solution Net」です。
専門家にとっても有用な座右のポータルサイトと云えましょう。
 WEB査定などは種も仕掛けもある仕組みですが、しかしここまで軽く動
き(茫猿はADSL)、一般市民にとって取組み易いものであれば、まさに、
必須の解決法でしょう。
※会員登録を行って、各種の情報を閲覧されることをお薦めします。
 ここまでの情報を無料で利用できると云うことが、どれだけ素晴らし
いことか、しかもその主宰者が一営利企業であるということに、Inet時
代の底流の凄さと速さを感じます。
 限りなく情報の価値が低価格化してゆくなかで、情報の取込機能より
も取捨選択機能を強化することが問われている。そんな想いがヒシヒシ
と致します。
 「Vital Solution Net」のリンク集のなかに日本不動産鑑定協会及び
サイトを立ち上げている全国の鑑定士協会が掲載されています。
しかし、それら鑑定士協会サイトはその内容において、更新頻度におい
て、束になっても「Vital Solution Net」一つの足許にも残念ながら及
びません。
 リンク集に掲示されている鑑定士協会サイトは率直に申し上げて、
Inetの何たるかをご存じないと云っても差し支えないでしょう。
地価情報(地価公示、地価調査)は国交省サイトへリンクすればよいので
あり、鑑定評価基礎知識や不動産基礎知識も他の充実したサイトへリン
クすれば事足ります。
 日本不動産鑑定協会と各単位士協会とのリンクもネットも考えられて
いない鑑定士サイトに何ほどの意味があるのだろうかと考えます。
 せめて、鑑定評価の立場から不動産の専門家の立場から全国ネットを
形成して全国の地場情報をInet上で交差交流させることができないのだ
ろうかと考えます。
 例えば、安価安直ですが一般に有用だろうと考えられる全国ネットに、
こんなことが考えられます。
 地価公示や地価調査に付随して作成する、「市町村勢要覧」、「価格
形成要因等に関する個別調書」或いは四半期毎の地価推移情報などをファ
イル形式を統一してネット化できないでしょうか。
鑑定士から見た生の観光情報などというものも面白かろうと思います。
 それにとどまらず、取引情報や賃貸情報なども守秘気味に抵触しない
範囲で Inet公開することも、今や視野に入れてもよいのでなかろうか。
狭い殻に閉じこもることよりも、打って出た方が道は開けると思うので
すが、ラジカルに過ぎましょうか。
 不動産価格のWEB 査定などというものこそ、「鑑定士が行わなくて誰
が行うか」と言っている内に、先行されてしまった。WEB 査定は他の企
業体でも行われているようだが、最も情報量が多く全国ネットを形成し
易い鑑定士が行えないのが何とも歯がゆいことです。
 公示・調査・固評・減損会計など鑑定評価の狭い枠の中で内向き思考
を指向していれば、歯垢がたまるだけで埋没してゆくばかり。
「Vital Solution Net」を拝見して、茫猿はつくづくと慨嘆しました。
・・・・・・いつもの蛇足です・・・・・・・・・
 Vital Solution Net は、[vs-net.jp]という、ドメインを取得され
ています。 Web Site だけのためにドメインを取得するということは、
今や当たり前であり、ドメインの取得費も維持費も安いことから当然の
ことであるが、斯界でそれが常識となるのに後何年かかるであろうか。
・・・・・・・本稿終わり・・・・・・・

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