公開質問【再掲】

【茫猿遠吠・・公開質問・・0303.26】
『競売最低価格等について』
(問1)
 各候補者は、この期に及んで具体的にいかなる方策をもって、
最低落札価格設定選択制導入に対処しようとお考えなのでしょうか。
(問2)
 同時に、過去、少なくとも茫猿が知る限りにおいて昨年までは、日本不動産鑑定協会は競売評価について、「競売評価は鑑定評価とは一線を画すものであり、したがって鑑定協会が関与する問題にあらず。」という方針であったはずです。この姿勢が、変化した経緯が不明のままですが、この点についてどのようなお考えでしょうか。
(問3)
 何よりも、こういった一連の経緯を協会は正しく速やかに会員に伝えたのでしょうか。伝えようとする努力を払ったのでしょうか。
 多くの候補者は現に役員であったり、役員に準じるお立場にあられましたが、この問題をどのように認識されていたのでしょうか。
(問4)
 競売問題とは方向を異にしますが、「H14.10.22 東京高裁の継続地代に関する判決」について、どんな感想をお持ちでしょうか。差額配分法について判決が示す考えについて、協会はどう対処すべきとお考えでしょうか。
『資料収集問題について』
(問5)
 候補者各位は、全国の単位会における取引・賃貸各資料収集並びにその管理方法について、ご存じなのでしょうか。各単位会においてその収集体制の態様は一律ではなかろうと推察します。それらについて情報交換を行い、必要とあらば鑑定協会として支援する意向がおありでしょうか。
(問6)
 取引事例並びに賃貸事例について、実現可能でかつ最も望ましい資料収集の方法として、現在の方法以外にいかなる方法をお考えでしょうか。
『鑑定協会の有り様について』
(問7)
 日本不動産鑑定協会が、鑑定士協会でなく鑑定(業)協会であり「地価公示の量的拡充・すなわち地点増加、報酬増額」をうたい、「競売最低価格制度の堅持」をうたうときに、その姿は公益法人ではなく業益法人であろうと思います。建前論としての公益法人論を捨てて、本音としての業益法人論に与するお覚悟がございましょうか。
(問8)
 今や、その時機は過ぎ去ったのかもしれませんが、鑑定業法を脱して鑑定士法を目指すお気持ちはありましょうか。如何に迂遠であろうとも士法を目指す。少なくとも実態として士法に近づけて行くお気持ちはありましょうか。
 その端緒は、資本金や所属鑑定士の数で区分される業者会費規程を廃して、鑑定士等会費に一本化することから始まると考えますが、如何お考えでしょうか。
『会員との意思の疎通について』
(問9)
 協会の活動状況を広報する手段は、今も速報や広場等印刷物が主流ですが、メールマガジンを活用する意向はお有りでしょうか。
(問10)
 単純でフラットな意思疎通の手段として、E.Mailアドレスを公開される意志はございましょうか。
 寄せられたE.Mailの全てにお答えになる必要はないでしょうが、それらを読む努力だけは必要でしょうし、そこから会員の意見を汲み取る努力をなさる意欲はおありでしょうか。

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