祝北海道会三十周年

【茫猿遠吠・・祝北海道鑑定士協会30周年・・03.09.15】
 北海道鑑定士協会三十周年記念式典にお招きを頂き、9/11から9/13の間、
在道して式典に出席してまいりました。
 式典は国歌斉唱に始まり物故者追悼、式辞、各界祝辞、国土交通大臣・並び
に北海道知事よりの感謝状授与、北海道会からの感謝状贈呈、授与者謝辞と続
き、約1時間の型どおりといえば型どおりの式典でしたが、キリッとしたスマー
トなセレモニーでした。
 岐阜会も、来年春に県部会25周年、士協会10周年の記念行事を控えておりま
すので、大層参考になりました。なかでも士協会旗をお持ちなのが興味をひき
ました。式典をはじめとして、折々の行事に使用されているそうであり、岐阜
会でも作成を提案したいことと思いました。
 式典に先立って、「斉藤精一郎氏の・日本経済はいつ復活するか」と題する
一般公開記念講演も開催されました。記念講演は追って記事にされるそうです
し。著作権の問題もありますから、この記事ではふれませんが、一般公開講演
も大層盛況のご様子でした。
 式典だけならば、日帰りも可能でしたが、三日間在道しましたのは、記念式
典前日に併せて開催された「固定資産税評価の新たな取り組み方を求めて」と
題する情報交換会にもお招きを頂いておりましたからです。
 さらに、『鄙からの発信』でも度々記事にしております「投資インデックス」
について、北海道会ご担当委員各氏との意見交換もさせて頂きました。
 固評標宅鑑定や路線価評価に関して、各地域の士協会や鑑定士組合がどのよ
うな取り組みをしているかについて、各地からの出席者がそれぞれの実情を話
して、自らの今後の活動の参考にしようと云う催しでした。
 なかで説明された各地の取り組みは、
・標宅評価については、関係各位の理解を得て、平九枠組みを維持し士協会主
導で業務を遂行されているところ。
・或いは士協会主導ですが、地価調査分科会が主体となり、分科会エリア毎に
固評標宅分科会も構成されているところ。
 等々ですが、いずれの場合にも、的確な鑑定評価と納期内完了を大きな目標
として業務に取り組んでいるという点では、各地とも共通の意見でした。
 同時に、業務を遂行して行く上で、幹事或いは事務局が不可欠であり、その
ための予算措置も必須であると述べられる方が大勢であり、予算措置を含めた
業務遂行体制の確立が重要と思われます。
 今後の課題としては、会員担当地点数の不均衡是正に妙案がないこと、自治
体の報酬値下げ要求に苦慮していることなどがありますが、不服審査や行政訴
訟を考えれば、いたずらに低廉報酬に応じることは自らの首を絞めることにな
りかねないなどというご意見がありました。
 岐阜会では、土地評価協議会に四つのブロック会議とさらに細分した専門部
会を設けて、域内価格均衡や市町村間バランスを検討しておりますが、予算措
置を伴ったより強固な体制造りが必要と、改めて感じました。
 路線価評価については、各地で温度差が大きく、組織的関与がほとんど無い
ところから、それなりの成果を挙げているところまで様々でしたが、なかで興
味ある報告は、組合を立ち上げて十数年間休眠状態であったが、最近は業務受
託量が増えつつあるというものでした。
 それは、自治体財政逼迫による予算切り下げや、より細密な地元情報を要求
されることから、全国チェーンの既存航測業者の受託意欲が下がりつつあるの
に対して、地元測量業者が業務受託に意欲を持ち始めており、それら地元測量
業者等と連携して路線価業務を受託するケースが増え始めているということで
す。同時に、組合が「官公需適格組合資格」を取得することが、新しい業務開
拓に有効なのではと云う指摘もございました。
・北海道会式典会場札幌グランドホテル看板

・式辞を述べる北海道士協会前川会長

・おなじみのビルの谷間の時計台

・・・・・・閑話休題・・・・・・
 式典の後は祝宴にも出させて頂き、全国からお越しの鑑定士諸氏と久しぶり
の交歓を致しました。各地が抱える問題は様々ですが、オンラインだけでなく
オフラインでの意見交換は、また異なった趣のあるものです。
 二次会には、薄野のエンペラーというキャバレーにご案内頂きました。
今は数少なくなったキャバレーの雰囲気を懐かしく味わいました。体育館のよ
うな広いホールに(ボーリング場の地下全フロア使用)、客席数(4名ボックス)
が約百席、ホステスさんも常時百数十名というマンモスキャバレーです。
 当日のショーは「寺内たけしとブルージーンズ」の約一時間の演奏でした。
キャラバン、ダイアモンドヘッド、津軽ジョンガラ節などなど、青春の頃を思
い出して大いにエレキギターに乗せて頂いた、とても短い一時間でした。
北海道会実行委員会の皆様に篤く々々感謝申し上げます。
 インデックスに関して、北海道開拓村に関して、札幌のお寿司に関してなど、
お伝えしたいことは沢山ございますが、本日はこれまでと致します。

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