取引価格の開示-3

 「取引価格の開示がもたらすもの」記事に関連して、
不動産鑑定士・堀田勝己氏が、氏のサイトに意見表明記事を掲載されました。
氏は、今回のB案採用に反対し、A案採用すべしとアピールをされています。
茫猿も基本的に堀田氏のご意見に賛同するものです。


 ただ、茫猿は老爺心から考えますに、国交省や国土審もA案採用を考えたとしても、関連業界の反対や世論の動向などを考えれば漸進主義をとらざるを得ないものと考えます。
 茫猿の論点は、原則論として全面公開を主張すべきと考えますが、ひるがえってみれば、不動産鑑定士や鑑定協会は地価公示評価書の全面公開すら躊躇する状況にあり、消極的な賛成しかしておりません。
 協会の活動記録さえ会員専用ページにしか公開できず、自ら情報を開示する姿勢に乏しい不動産鑑定士や鑑定協会が、他者に向かって全面公開を主張するのは烏滸がましいものと考えます。
 もちろんのこと、全面開示が望ましく、その主張は繰り返し述べなければならないと思いますが、同時に部分開示という状況にいかに対応してゆくかという準備も怠りなくあらねばならない。茫猿はこのように主張するものです。
 同時にこの件に関して日本鑑定協会頼みの姿勢は改めるべきでしょう。
いずれにしても、デジタル化情報開示であり、ブロードバンドに対応する単位会毎の準備が求められていると考えます。
堀田氏の上記・記事サイト
http://www.kanteishi.net/kantei/opinion/046disclosure.html
・・・・・・閑話休題・・・・・・
 歳末が近づきました。暖冬の予想であり雪不足が伝えられていますが、この
景況から苦しむ人々も多くいます。
 茫猿がかねてよりサイトでお伝えし、ささやかな支援の差し上げている「止
揚学園」の現況を伝えるPDFファイルを添付します。
皆様の暖かいご支援をお願いします。
 以前にもお伝えしましたが、止揚学園では年齢を加え変える家庭を無くした
園生のために老朽化した施設の建て替えも進められていますが、建築資金がま
だまだ不足しているようです。
お金のみを拠出することには躊躇し、偽善的な匂いを感じる方もおみえでしょ
うが、せめても出来るささやかなことを行う。
三千円でも五千円でもお送り頂き、つかの間の自己満足を味わう、
それは、それでよろしいと考えますし、それだけでもよいと思います。
 もちろん、激励のお手紙を差し上げたり、直接訪問して頂ければ、
それに優るものはございません。
「ためにではなく、共に」ぜひよろしく。
止揚学園寄付金趣意書PDFファイル
ファイルの第一頁に学園40周年記念の集いの写真が載っています。
福井達雨先生と学園に暮らす園生の皆さんの写真です。
http://www.morishima.com/cgi-bin/k_data/pdf/bin/bin031205123700004.pdf
「社会福祉法人汀会 止揚学園」
住  所 〒521-1222 滋賀県神崎郡能登川町佐野885
振替口座 01030-6-5429 (郵便振替)
口座名義 止揚学園
福井先生の著書や学園の冊子も購入できます。皆様のご購入がご支援にもなります。
茫猿がご紹介する止揚学園支援公認サイトです。
http://www.morishima.com/shiyou/
http://www.shiyo.org/
止揚学園公式サイト
http://www.biwa.ne.jp/~ikuru/

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