還暦初日のご挨拶

【茫猿遠吠・・歳の初めに・・04.01.01】
目出度さも 中くらいなり おらが春 (たぶん、小林一茶・作)
門松や 冥途の旅の 一里塚 (伝 一休和尚・作)
この春と 添い寝するかや 茫猿も (伝 茫猿・作)
明けまして おめでとうございます。


明けて、如月になれば、茫猿も満六拾歳です。
数年前から、仕事を少しずつ減らし始め、鑑定士協会の役職その他も辞退して、隠居に向けてまっしぐらと申し上げれば格好良いところですが、 仕事は我が意志に関わりなく否応なく減っているのであり、固辞に固辞を重ねた挙げ句に、結局引き受けた岐阜県士協会二十五周年記念行事関連のお仕事が残っております。
士協会二十五周年は陽春四月十六日に記念式典を挙行すれば、ほぼお役御免となります。その後は、名実ともに横町のご隠居を務めようと決意しています。好々爺となれるか、それとも口うるさい辛口因業爺となるかは、知りません。
士協会二十五周年事業は、収益インデックスシンポジウム、町おこし鼎談、記念式典、記念祝宴が主な行事ですが、それ以外に、士協会情報基盤整備事業と記念研修旅行を企画しています。
士協会情報基盤整備事業は、25周年を機会に士協会のWANを更新して、ブロードバンドに対応するVPNの導入を考えています。
即ちバックボーンとして、光ファイバーを協会事務局に導入し、VPN(バーチャル プライベート ネットワーク)を採用することにより、会員間の情報伝達の速度と安全性を大きく改善し、会員及び事務局の、管理と操作の簡便さを実現しようとするものです。
※士協会WANについては、『鄙からの発信』の99/09/08付下記記事でどうぞhttp://www.morishima.com/cgi-bin/np_boen/newspaper.cgi?action=view&code=985100024
国交省が計画しているGISを利用した取引価格開示制度対応は云うに及ばず、相続税路線価をはじめとしてinetから配信される情報量は格段に大量となり、光ファイバーやADSL対応が今や必須となりつつあります。
特に取引価格開示制度は、GISを伴うinet利用であり、通信手段やメデイアを含めた鑑定士の情報基盤をどのように整備してゆくかは、大きな課題となるだろうと考えます。
会員間においても、地価公示をはじめとして従来型のテキスト情報だけでなく、地図や写真等のイメージ情報の迅速な交換が求められる時代に入っている
と考えます。収益価格にCAD利用は当然のことであり、同時にそのCADデータのオンライン交換も必然となりつつあります。
さらに、IP電話の導入も視野に入れて、士協会員の通信コストを引き下げたいとも考えています。
それらの大容量情報流通交換時代に対応するべく、情報インフラの整備を行おうと企画するものです。さらに、士協会Web Site も一新したいと考えています。書き込みの容易さや双方向性を実現して、できれば記念シンポジウムや記念式典をWeb Site で実況中継したいと思っていますが、そこまで行けるかどうか。
閑話休題、茫猿個人としては、心豊かな老後を目指したいと考えます。
恒産は何も無いけれど、曲がりなりにも子供達が巣立って行けば、
後は何年残されているか判らない茫猿人生を、
せめて心ばかりは豊かに健やかに過ごしたいと願います。
正月早々の話題にはふさわしくないかもしれませんが、
如何に死ぬかを折々に考えながら、生きてゆこうと思います。
真面目に考えるのですが、歯、眼、鼻、耳、舌が達者で、
ただ今のように触覚で、視覚で、嗅覚で、聴覚で、味覚で、
食したいものを、共に食したい人と、食したい時に味わえる、
至福の食事は後何回得られるだろうかと、考えます。
私を含めて多くの人々は、立ち食い蕎麦や、喫茶店のランチや、
冷えた会席料理などなど、贅沢を言う訳ではないのですが、
日々の多くの食事はガマンと妥協をやむなくしているのでしょう。
さすれば、滅多に得られない至福の食事を大切にしたいと考えるのです。
もちろんのこと、我慢する食事も美味しく頂く心構えは必要と考えています。
そうそう、鉄道模型(ジオラマ)も豊かな街や村に発展しつつあります。
我が陋屋の池も、このところ面倒見が悪いので、今年は石垣を積み直し、
池を巡る回廊も整備してやりたいと思います。
(回廊と云うほどのものではなく、ただの池廻りの土手ですが)
士協会周年事業の前に、止揚学園の新館落成祝賀会があるでしょう。
今年一番の楽しみなのかもしれません。
※歳の初めにファンタジックな話を一つ。
以前に車中で聞いたラジオで某産婦人科医が話されていたと記憶しますが、
幼児期には胎内記憶(母親の胎内で聞いた記憶)が残っているのだそうです。
当然、一ヶ月や二ヶ月の胎児に記憶が残るとは考えられませんが、
七ヶ月から産み月の胎児には記憶が残り、幼児期のふとした折りに、
母親に話すのだそうです。
嵐の経験、潮騒の音、あるいは音楽、出生時の記憶など
母親が記憶をたどると、誕生後ではなく、胎内にいた時の事柄であり、幼児に
伝えた記憶もないのに、子供がその記憶を話すのだそうです。
とても神秘的な話ですし、証明することも無理ですが、
幼児検診に訪れる母子にアンケート調査をすると、
類似する経験例が結構集まるのだそうです。
そして、さらに興味深いのは、
その胎内記憶がある時期を境にして消滅してしまうのだそうです。
この世に誕生する前に、すでに生ありというべきでしょうか。
胎教とか胎児教育がよく云われますが、三つ子の魂どころではない話です。
『この件に関してネット検索をかけましたら、結構沢山の記事がヒットしまし
た。関連書籍も出版されているようです。
なかでもNHKラジオに出演された池川医師のサイトURLは以下のものです。』
http://www1.doc-net.or.jp/~ikegawa/kioku/tainaikioku.htm
※同じく歳の初めに、夢のある話を一つ。
【Lindows】をご存じですか。
【Lindows】はリンドウズと読みます。LinuxとWindowsの合成語です。
MSが商標侵害を訴えたようですが、Windowsは汎用語ということで却下され
た経緯があるようです。真偽はさだかではありません。
いずれにしても、Mac-OSとWindowsしか選択肢がなかった我々一般ユーザー
にとって第三の選択肢登場といえましょう。
LinuxというOSが存在していますが、サーバー用が主であり、一般向け
ではありませんでしたし、Tronはユビキタス社会ではシェアが高いが、これも
一般用ではありません。ただし、Lindowsが順調に成長すればの話ですが。
茫猿は少し覗いただけですが、面白そうなOSです。
Click-N-Run WareHouseという1800を超えるLindowsOS対応アプリケーション群
も興味深そうです。日本語版・英語版も含め好きな時好きなだけ各種アプリケー
ションを自由にインストール可能だといいますから、普及すればソフトのバー
ジョンアップにお金がかかる現在のシステムが一変するかもしれません。
名前も親しみやすいです、名付けはアメリカだから日本語とは無関係ですが、
竜胆(りんどう)の花は秋口に涼やかに咲く花です。
島倉千代子もリンドウの花をテーマに唄っていたはずですが。
http://lindows-jp.com/
では、読者皆様の本年申歳(茫猿の歳)の弥栄をお祈りし、
賀状を頂いた方々には賀状欠礼のお詫びを申し上げ、
還暦初日のご挨拶と致します。
おまけです。
・茫猿鉄道の拡張工事中写真です。

・拡張工事が半ば終わりました。

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