にくきもの

【茫猿遠吠:にくきもの:05.08.05】
 ひまわりも 日傘ほしげに 夏盛る 
 去年も暑かったが、今年も暑い。
暑い々々と云ってみたところで、涼しくなるものでなし。
いやがうえにも、暑さが増すのがおちではあるに、
 この暑きなかに、暑さを増すものが届けられると
 いやいや、何ともはや、つらにくいものである。
 にくきもの その一
・表も裏も印刷の暑中見舞い葉書
・文章もありきたりで、麗々しく発信者の社名や肩書きが
・裏面の半ば以上を占めているのも暑苦しく、むさ苦しい。
※日頃なじみのない名前と思ったら、最近役員会のメンバーになったお方。
 にくきもの その二
・何と云うことなく届くお中元
・名簿整理が行き届いていないのだろうか、
・断っても、毎年届けられる。
・送付者が届け品を確認しているのかどうか疑わしい時がある。
・過剰包装で、見かけ倒しの名産品いや迷算貧。
・送り返せば角が立つから、返礼をするのが、暑苦しい。
※そんな輩に限って、返礼を送っても、何の挨拶もない。
 にくきもの その三
・祇園祭りなど各地の夏祭りや花火で配られる団扇
・塩ビ骨は無理ないことながら、宣伝文句ばかりで
・暑苦しい意匠に、風まで暑い、すぐゴミになるうちわ。
 少しは粋とか洒落っ気というものがないのか。
 にくきもの その四
・浴衣擬き姿(ユカタモドキすがた)の彼等、彼女達
・着慣れていないから無理ないが、
・それにしても、ヒドイ浴衣姿
・帯がゆるみ、寸足らずで、前がはだけて
・いやはや、なんとも、情けない
・そのくせ、手をつないでチャラチャラ歩くから
・余計に暑苦しく、むさ苦しい。
※下着から整えないと、美しくないのだ。
 にくきもの その五
・来週早々には決着しているのであろうが、
・郵政民営化が政争ではなく政局化する矮小さ
・死者には申し訳ないが、板挟みで選ばれる死。
・政策を選択するに際して、死が秤にかかるのだろうか。
・劇場化政治も行き着くところまで行き着いたか。
・郵政目くらましの陰で、進む様々のキナ臭さ。
・綿貫と小泉と竹中と青木は、皆同じ穴の狢
・郵政花火で目をそらしている間に、日本を何処へ流し遣る。
・精霊流しと一緒に郵政流し、道路公団流し。
・教科書採択、人権法案、個人情報保護法の過剰反応
・何よりも、無策先送りばかり、公団民営化は十月だったか。
 我々が二世三世議員にもたれかかるから、暑苦しいのか。
 暑い 熱い
 トタン屋根の上の猫は脱水で干涸らびて
 屋根裏のネズミは熱中症で泡を吹く。

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