メルサ残照

【茫猿遠吠:メルサ残照:05.08.08】
 郵政解散とも真夏の夜の夢解散とも云うそうである。
争点が郵政民営化であり、IMFなど遠く海外に支援され、
起死回生を狙う小泉総理。
 自民党の断末魔が聞こえてくる気がして、
夢ならば醒めないでほしいと願う森前総理。
 と思えば、岡田氏の許に小沢氏も鳩山氏もまとまりきれるか、
まとまりきれば、ワンチャンス有りの民主党
逃げる横光克彦、復活の辻元清美が交錯する社民党
 昨日のTVでは荒井広幸氏が血痕も鮮やかな連判状を見せていた。
赤穂浪士でもあるまいに、平成の国会議員が血判状とは、
情けなさを通り越して、そのアナクロニズムに気持が悪くなった。
麗々しく見せびらかすものでもなかろうに。
 今日、暑さの中を、久しぶりに岐阜の目抜き繁華街に出かけた。
唯一残ったデパートの高島屋は改装工事中で無惨な有り様。
金を掛けないで改装する見本みたいな工事だった。
 もっと無惨なのは「ショッピングモール・メルサ」
地元名鉄資本が開設するファッションビルであったはずなのだが、
そのビルの東南側エントランスが惨状を呈していた。
 世が世なら平米単価参百万円は下らない場所なのに、
段ボール箱を並べて野菜の朝市を開いていた。
早朝の場所貸しならともかく、もう昼近い時期に
ファッションビルのエントランスを段ボール箱で埋めるなんて。
いつも利用していた眼鏡店が所在したフロアは、百円ショップがとって代わっていた。
暑さに揺らぐ陽炎の向こうに、銀座にもチェーン店がある専門店ビルの残照を見た思いがした。
※メルサ 名古屋・東京&岐阜
http://www.melsa.co.jp/index.html

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