Trackback Auto-Discovery

 誕生日の贈り物といえば、こちらが本当の贈り物だろうと思うことがある。それにはとても驚いたし、梅田氏中島氏が言っていることを初めて真の意味で実感したのである。
 何に驚き何を実感したかと云えば、それはMyBlog「鄙からの発信」から、自動的にトラバ(Trackback)が送られるのである。今まで使用していたブログサービスでは、リンク先のトラックバックURLをコピーしてきて自分のブログエントリーに貼り付けなければ、トラックバックが打てなかったのだが、「MovableType3.2」では、自分のブログにトラバ先記事へのリンクを貼れば、何とトラバが自動的に送られるのである。


 これが、「MovableType3.2」が標準で実装する「Trackback Auto-Discovery」という仕様である。この仕様の本当の凄さは実際に利用しないと判らないかもしれないが、先号記事「情理道理法理合理」である程度は実感できるのでなかろうか。
 この記事のなかで茫猿は4本のブログ記事を引用しリンクを貼っている。引用する場合には部分的引用の上でリンクを貼るのがネチケットマナーだと思っているから、何の迷いもなく行ったのである。
 ところが、こちらからリンクを貼ってまもなく「喜八ログ」から逆トラバというか返信トラバが打たれてきたのである。次いで12時間後には全く別のぶろぐからトラバが打たれてきた。このリンク・リンクをWeb(蜘蛛之巣)状態と云うのであろうと実感するのである。少し怖い気もするが、ブログの持つ影響力というか可能性というものを思わざるを得ないのである。それにほんのちょっぴりだがアルファブロガーの森に踏み入った気分も味わえる。
「Trackback Auto-Discovery」については、こちらの記事を参照してほしい。簡略にはこういう説明を管理者から受けている。管理者は狭義とというが、茫猿はBlogがWeb Logで在り続けるためには、「Trackback Auto-Discovery」機能無くして何のWeb Logかと思うのである。

1:作成時、別ブログの記事へのリンクを作る。
2:ブログのシステム側(この場合だとMovableType)が、リンクが埋め込まれたテキストをDBに保存する際、リンク先の記事を見に行く。
3:あらかじめトラックバックされる側のブログに埋め込んであるRDF(ページの要約が仕様化されて記述されている)をこちらのシステム(MovableType)が読み取り、トラックバックを送る。
という、内装されている一連のロジックをいう。
 ブログは「WebにLogを残せば何だってブログ」ってわけでなく、こういうスキームが異システム間でも共有されるフレーム枠として実装されているからブログなんで、まあ、狭義のブログですが。

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