この桜、こぞの桜

「梅の花 あるじなきとて 春な忘れそ」と歌われるが、桜とて同じである。花も若葉も皆同じである。ことしも木々が芽吹いてくれる花を付けてくれる、あるじの在りようなどにおかまいもなく、花は花の務めを淡々と果たしているのが心にしみいる春である。


桜を前にしての想いが年々変わってゆくという。梅やサザンカではまだ季節が肌寒いからそうはならないが、暖かい芽吹きの春を感じればこそ今年の桜(このさくら)への想いがひとしをとなる歳に少しずつ近づいているのであろう。そのことはさておき、縁者達にも送る花便りなのである。
『 かえりみる こぞの(去年の)桜か(や) この(今年)桜 』
『 青空に 伊吹ときそう 遅ざくら 』
茫猿茅屋の今日の桜(このさくら)である。【07/04/07・AM08撮影】

去年の桜(こぞのさくら)である。【2006/04/09撮影】

一昨年の桜である。【2005/04/13撮影】
撮影条件が微妙に違うから一概に比較できないが、開花時期に大きな差はないようである、今年の桜はまだまだ若葉が薄く白っぽい。

※07/04/03、咲き初めの桜はこちら。

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