神戸(こうべ)駅ではございません。近鉄養老線広神戸(ひろごうど)駅です。なお近鉄線には伊勢神戸駅は改称されたが、伊賀神戸(かんべ)駅があったと思います。
昼下がりの近鉄養老線広神戸駅前です。
あずき色の大垣行き電車が到着した広神戸駅フォームです。
実はこの近鉄養老線は07/02に設立された養老鉄道(株)に07/10より運行が委託される予定である。赤字対策として近鉄より切り離され上下分離方式により、沿線自治体よりの支援を受けて運行が継続されるわけだが、支援を受けても赤字の見込みでありいつまで存続できるかさだかではない。
駅前を左に向かうと日吉神社に行き当たります。本殿は寛永7年(1630年)尾州候の寄進によるものということです。
日吉神社境内に鎮座する春日局縁りの三重の塔です。永正年間斉藤利網が建立し、天正13年(1585年)稲葉一鉄が修造したものです。
・・・・・・いつもの蛇足である。・・・・・
日吉神社のお使いは猿である。だから境内には三猿の像が鎮座する。云わざる、見ざる、聞かざるである。鑑定協会のシンボルもこの三猿にすれば、納まりが宜しかろうにと思うのである。
といっても、三猿の本来の意味は
『非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言』なのである。
積極的な意味があるのである。
・・・・・・もう一つ蛇足である。・・・・・
先に述べたように、養老線は廃線への一里塚を踏み出したようである。
早めに全線を踏破して写真を撮っておこうと思う。紅葉の頃、桜の頃、雪景色も佳いであろう。養老公園もあるし、多度大社もある。心新たにする茫猿なのである。
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