豪毅なものです

 去る10/17、熊本空港に9:30頃到着し研修講義の前に、先日の塾・鄙からの発信・講師のお礼もしたいと、ロンツ本社をお訪ねしました。 西浄氏はお忙しいだろうから、お世話になった経緯営戦略会議総務のO嬢氏にお目に掛かり、御挨拶をと思った訳ですが、折良く西浄氏も御在席でした。


 お礼言上しお暇を申し上げましたところ、昼席の用意もしてあるが、その前に修復中の庭を見てほしいと云われたので、O氏のご案内で修復工事中のお庭を拝見しました。お庭は某氏旧邸を買い求めて修復工事中とのことでした。
 先ずは、庭の中央に位置する池です。いずれ佳き名前が付くのでしょうが、今は阿蘇の伏流水が湧き出る野趣溢れる池です。 この池と北端の竹林とでは20mくらいの高低差があり、庭内を小川が流れるという広さです。此処をどのように変えてゆくと云うのか、熊本健児の面目躍如、まことに豪毅なものです。

 茫猿が最も気に入りましたのは、庭の主の様相を漂わせる柿の古木ですが、残念なことに写真を取り忘れました。何しろまだまだ残暑とも云える陽射しの中、ヤブ蚊が多いものですから、O氏の美脚に蚊が集まり、とてもお気の毒で早々にお暇しようと思いましたから撮影を忘れたのです。 そのヤブ蚊の発生地、竹林です。早春の頃に此処の竹の子を掘って庭で焼き竹の子をいただいたら佳いだろうなと思えます。今はまだ表土が浅いから、数年後が楽しみです。

 こちらも古武士然とした灯籠です。 落葉樹が多い庭ですから、新緑に映える佳し、紅葉に佇む佳しだと思われます。 ただ、西浄氏の好みや庭匠の好みを反映した石組みなどは、再考の余地有りと思いました。そのことをO氏に申し上げましたところ、何しろ我が道を行く方だからということでしたが、庭は時間をかけて築いてゆくもの、造っては壊しもよいのかなと思えたことです。 NSDI-PTが一段落して、名実共に毎日が日曜になります頃に、娘(姪)婿を通じて縁者となりました五島列島や天草などを訪ねる折りに、熊本も再訪して、この庭の行く末を拝見したいと思います。 願わくば、あまりに造り込まないで野趣を残し、古樹柿を大事に養生して頂きたいと思います。 『肥後モッコス頑張れ!!!』

 

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