081016:NSDI-PT&熊本会研修

 10/16にNSDI-PTにおけるSI選定に関して、候補業者のプレゼンを東京にて受けました。 「プロトタイプモデル(β版)構築」が、NSDIについて全会員の理解を深めることを第一義とするものであり、それ以上でもそれ以下でもないとすれば、プレゼン内容は十分に肯定できるものであったと考えられます。 さらにユーザーインターフェースなどについて協議を重ねてゆけば、11/21に開催予定の「鑑定評価シンポジウムin岐阜」併催の「NSDIプレゼン」も一層充実したものになるであろうと期待できます。


 翌10/17は熊本を訪れて、熊本士協会主催の土地月間記念講演(講師田中秀征氏)に参加しました。講演会の前後には麻生田熊本会会長はじめ何名かの会員各氏にお会いし、NSDI-PTについてご理解と御支援をお願いしました。また、11/21の「鑑定評価シンポジウムin岐阜」への参加も勧誘させて頂きました。
 熊本会の土地月間記念講演は毎年恒例の行事とのことです。士協会の員外理事である、商工会議所専務理事や地銀役員などの後援や支援も受けての市民開放の行事です。鑑定評価の広報活動であり、公益活動でもあります。この行事のために毎年数百万円の予算計上を為されているとのこと、さすが難攻不落の名城城下にある熊本県鑑定士協会よと感動したことです。
 記念講演において開会の御挨拶をされる麻生田栄壽熊本会会長。

 熊本市坪井の九州鑑定所本社に展示される「爪先立ちの男」像です。 意味するところが、西浄氏の人生観を表すものなのか、社員への啓蒙なのかは伺いそびれましたが、「前へ」という意味を有するものであろうと思います。

「田中秀征氏の講演」
 田中氏は細川内閣時代に経済企画庁長官を務めた方であり、論客政治家でもありました。現在は福山大学教授並びに政治評論家として活躍中の方です。 氏の講演を伺って茫猿の印象に残ったのは、次の一節です。

小泉改革の本質は財務省が推進する財政改革であり、十年間、250兆円に及ぶ金利を国民から金融機関へと移転して不良債権処理を行ったことにある。 今や輸出振興策(円安)から内需拡大策(円高)へとシフト転換すべきであり、幹部公務員の人事権を政治が把握する行政改革に本腰を入れるべきである。 近く予定される解散総選挙の争点はそこに有る。 

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