山口研修報告

既報のとおり、09/02/27は山口県士協会主催の研修会にお招きをいただき、NSDI-PTや公益法人制度改革などについてお話してまいりました。 また、研修会講師には兵庫会の堀田氏、岐阜会の寺村氏もお見えでしたので、両氏のお話を伺って自身の研修もさせていただきました。 研修後の懇親会では山口会はじめ福岡会からご出席の方なども交えて、楽しいひととき並びに交流を深めさせていただきました。 山口会会長の稲田様、研修委員長の増井様はじめ皆様にはたいそうお世話になりました。 サイト上からではございますが厚くお礼申し上げます。


多数の皆様の前でお話しする機会などは、さほど多くございませんが、その都度拙い話で申し訳ないと反省しております。また、茫猿は自分の話に酔う悪い癖がございまして、ついついハイになり、会場の皆様をしらけさせてしまったのではないかと、これも反省しています。 K会長などには「また、”森島節”が始まった。」と、冷やかされることも多いのです。 特に今回はNSDI-PTや公益法人制度改革問題など、茫猿自身が喫緊の重要課題であると思い込んでいる事柄がテーマでしたから、予備知識の無い方には何が何やらさっぱり判らないということもあったのではと思っているところです。
さて、会場からのご質問にこのような内容のものがございました。
『NSDI-PTによる地理情報活用や、REA-JIREI、REA-MAPなどは、結局のところ東京をはじめとして県外からの閲覧に便宜を図ったり、都市圏に事例を供給することではないのか?』
ごもとっともな疑問ではあろうと思いますが、茫猿自身が永年地方圏に居住し鑑定業を営む者であるにもかかわらず「都市圏の便宜を図る事業を推進している。」ように受け取られているのであるのなら、とても心外ななことです。 REA-NETもREA-JIREIもREA-MAPも単位士協会の主管事業なのであり、構築費用や維持管理費の低廉化を考えれば全国共通基盤の方が優れているであろうと考えているだけのことであり、管理はあくまでも士協会の自主・自治・自律で運営されるものであることは自明と考えているのですが、少なからぬ会員の方はそうはお考えになっていないようだと改めて再認識しました。
このことは、都市圏の(これは多くの)会員がネットで資料が閲覧できれば便利だと考えられることの反映でもあるのでしょう。 なかなかに難しく根深い問題なのであると思わされます。 自らの自治能力に自信を持ちたいものであると同時に、いたずらに閉鎖的にならず地方には地方の有するアドバンテージがあるのだという視点も持ちたいと思います。 さらに、時代の潮流は「情報開示」に向かっているということも忘れてはならないと考えます。 情報開示の流れにいたずらに抗うことなく、いかに処してゆくかという準備も考えたいものです。
会場の講演テーマ垂れ幕です。

会場へ向かう路上で見かけた「恒例の蓋」です。 山口県出身、種田山頭火の「春風の 鉢の子 一つ」という句と、山口号SLがテーマです。

研修会終了後は、新山口駅前のホテルに投宿したのですが、懇親会のあとの二次会にと同期のT氏に湯田温泉にお誘いいただき、山口美人にお会いしました。T様に感謝します。 翌2/28日は山口線経由(スーパーおき2号)で、温泉津に向かい石見銀山見学、さらに3/1は出雲大社、松江堀川めぐり、3/2は安来の足立美術館、境港などを訪ね、3/3に倉敷経由で岐阜に戻りました。 このあたりのお話は後日のこととします。

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