薫風岐阜駅前

 昨日は止揚展が開催されている近江八幡市へ出かけましたが、車で向かうのも芸がないからと、先ずは事務所に車をおいてからJR岐阜駅をスタートしました。 岐阜駅は駅前広場整備事業が終盤にさしかかっており、先日、駅前「里山広場」が完成したばかりです。 もちろんのことですが、里山広場は様々な木々の植栽を終えたばかりであり”駅前の杜”とは名ばかりですが、数年後あるいは十年後に木々が根付いて枝を大きく張る頃が楽しみです。


 この里山広場の周りはバスターミナルですから、広場へ入るにはウオーキングデッキから階段または専用エレベータでしか行けませんが、その隔離された空間に木々が生い茂った頃を想像すると、小なりとも里山が出現するだろうと期待されます。 生えてくる草を刈り込んだり木の枝を払ったりしないで、なるべく自然のままに育てて鬱蒼とした森を作って欲しいと思います。
 里山広場の西側中央の水辺です。
 
 この水辺をウオーキングデッキ越に眺めると、向こうにタワー43が望めます。
 
 里山広場の東側、まだ空間の多い里山です。 正面の木は中将姫桜です。
 
 白い花を付けている”エゴノキ”。 このほかにも、シデコブシ、マンサク、ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)、スダジイ、コブシ、イロハモミジ、ムラサキシキブなどなどの岐阜郊外の里山に自生する様々な樹種が植えられています。 さらにウワミズザクラ、荘川桜、薄墨櫻、高桑星桜、中将姫誓願桜なども植えられており、それぞれの木には名前と由来プレートが付けられていますから、自然観察の場としても役立つでしょう。 桜の頃には次々と花を咲かせる名桜が楽しめるだろうと期待できます。
 
 市民協働の”杜の駅づくり事業”の一つ、市民が金華山で種を拾って育てた”どんぐり”です。 まだ芽吹いてから一年過ぎたくらいですが、無事に育てばとても良い日陰を作ってくれるでしょう。
 
 

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