長野会に続こう

 平澤氏のサイトで「長野県不動産鑑定士協会の快挙」と謳っているが、まさに快挙であり時代を画する出来事であろう。 長野県士協会は20099年5月27日開催の定例総会にて、定款の会員資格について変更を提案し、賛成多数で可決されたとのことである。 
茫猿は長野県士協会に拍手とエールを送ります。 v(^_^)v


 茫猿はかねてから、名実共に士協会であるべきと提唱している。
 「名は体を表わすか (2007年8月 5日 )」
 特に昨今話題の公益法人改革に際して、大幅な組織変更に伴う定款改正が求められているのであるが、この際に会員資格から法人会員等鑑定業者会員資格を除き、不動産鑑定士及び士補にて構成すべきと提唱する。 長野会はその先駆けであり賞賛されるべき改革である。 長野会の改革に敬意を表すものである。 同時に地元会にも同様の定款変更を強力に働きかけたいと考える。
 この種のことは、実は何でもないことである。自らの組織についてその構成資格を自らが決めることであり、法に抵触せず公序良俗に反しなければ、いつでも実行可能なことである。 だができない。 変える勇気が足りないし、誰も行っていないことを最初に実行することは躊躇するのである。
 鑑定協会は公益法人制度改革に際して「士業併存堅持」を掲げているし、単位士協会の士業併存脱却に異を唱えるかもしれない。 唱える可能性も大きいであろう。  だから長野会の実行力を称えると同時に、地元岐阜会はもちろんのこと、全国の士協会に続いて頂きたいのである。
 名実共に不動産鑑定士等のみで構成される士協会になれば、多くのことが変わり得るのである。 会費の負担、名簿のあり方、REA-NETのID発行対象等々が変わり、それは鑑定士協会連合会のあり方も自ずと変えてゆくであろうと考えるのである。 何よりも士業併存であれば、どうしても業者団体としての顔が表に出ざるを得ないが、不動産鑑定士等のみで構成される資格者個人の団体であれば、その意識も自ずと変わろうと云うものである。
 【長野県士協会の定款変更議案書を開く】
(注)なお、総会で可決された長野会の定款は、長野県に定款変更の認証手続き中とのことです。

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