NSDI-PT:GIS-ASP

 09年度NSDI-PTは既報のとおり、08年度構築のREA-MAP β版のブラッシュアップに着手しておりますが、並行して悉皆調査事業成果を社会へ還元する事業の前段階として、背景地図(基盤地図)の検討にも着手しております。 この背景地図(GIS-ASP)について、市販各社より企画提案見積書を募集するにあたり、その仕様書原案を作成しましたので、公開して鑑定協会会員各位のご意見を承りたいと考えます。 ご関心のある方はご一読の上、ご意見をフォローコメントやメールでお寄せ下さい。 なお、この仕様書案はGIS-ASPを利用して何を行おうとしているのかを、ご理解頂くに役立つものと心得ます。


 「地図ASPサービス利用見積提案書作成依頼について」(試案)
(社)日本不動産鑑定協会が保有する不動産取引情報(当初年間30万件程度、データベースには3年間分を常時保持する。)を、貴社提供の地図ASPサービスを利用して、当協会会員宛オンライン配信(当協会会員専用ネットワーク利用)を実施するに際して、その利用条件並びに利用料金について、貴社の見積提案書のご提示を依頼します。

(注) GIS-ASPを利用したREA-MAPは当分の間は、実証実験に参加を表明した13士協会に限られるものである。 同時に、REA-MAPデータベースに搭載するレコードの種類並びに閲覧の範囲はREA-JIREIの施行条件と同様の条件にて行われることは云うまでもない。

【1】基本事項:見積提案書作成条件(求めるAPI機能)
(1)当協会データベースの取引情報に入力された住所からの緯度経度情報取得
貴社提供の住所ジオコード機能(APIを想定)を利用して緯度経度情報を取得する。
この緯度経度情報は同上データベースに保存する。
(2)地図上にアイコン表示
前記(1)あるいはその他の方法で決定した複数の取引情報群を、アイコン化して地図上に表示する。 また、種別毎に複数のアイコン画像を使い分ける機能を利用する。
(3)取引情報の周辺情報の取得・計測・保存機能の提供
 個別取引情報の緯度経度取得ごとに、事前に指定する内容に基づいて、周辺施設情報(鉄道駅、小学校、市区町村役所、大型商業施設、その他)の有無・件数・施設名称と、各周辺施設までの距離(ルーティングによる実勢距離であり、直線距離ではない)を取得する。取得した情報は前記データベース内の別項目に保存する。
【2】補足事項:見積提案書オプション
以下の(a)、(b)のオプション機能の提供可否とその費用
(a)緯度経度ならびにその他の条件による取引情報の検索、絞り込み機能
緯度経度を付与した取引情報群をもとにした、緯度経度、年次、現況地目、不動産類型、単価価格帯等、十項目程度による複合検索機能に必要なプラグイン、SDK(Software Development Kit)(当協会内サーバでの利用を想定)などの利用(クライアントはWebブラウザを想定、WebブラウザはIEv.6の他にも利用可能とする。)
(b)前項で取得したデータの利用
1項(1)、(3)にて取得し当協会データベースに保存した緯度経度や周辺情報について、ネット、印刷物その他への二次利用、並びに本見積にもとづく契約終了後の利用可否。
(c)動作環境の記載
  動作を保証する動作環境の明記。 OS及びブラウザの種類、バージョンを記載。
また、Windows XP&IE6での動作保証は当然であるが、Windows7及びIE8上やGoogle Chrome、FireFoxの最新版での動作可否を記載すること。
【3】見積条件
(1)貴社提供ジオコーダーの性能について、その特性を提示すること。
・例えば他社のジオコーダーとの精度比較
・地方の五万~十万都市における、ジオコーデイング精度について。
(2)APIのカスタマイズ
 APIを利用したサービスのカスタマイズは当協会が指定する者が行うものであり、カスタマイズ費用を当該見積には含む必要はない。
本見積依頼はAPIならびに必要なオプション機能の提供に限定するものである。
(3)見積の表示項目
見積費用は1項の基本機能と2項の補足事項に分けて明示すること。またそれぞれについて、貴社ASPサービス導入初期費用と、各年の維持費用に分けて表示すること。
(4)補記:この提案依頼書に記載する以外の事項について
  本見積提案書はメール添付PDFファイルにて、鑑定協会事務局宛にお届け下さい。
  以上
※NSDI-PT:National Spatial Data Infrastructure
※ASP:Application Service Provider
※API:Application Program Interface
※ブラッシュアップ:Brushup (システムなどを磨き上げること)
※ジオコーデイング:Geocoding (住所が示す場所に対して、地理座標を与えること)
※レイヤー:Layer (グラフィックスソフトが扱う画像を載せる仮想的なシート)
※REA-MAP 初出

関連の記事

カテゴリー: NSDI:地理空間情報 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です