飛騨の晩秋

 先週末(11/13)は上州高崎より縁者夫婦が岐阜を訪ねてきましたので、晩秋の飛騨路を案内しました。 あいにくと黄砂が舞い降り、濃いモヤが漂う天候でしたが、随所にまだ残る紅葉、始まる初冬などを堪能することができました。 縁者も漬物ステーキ、飛騨牛、飛騨中華そばなど飛騨の味を賞味し、新穂高ロープウエイ・千石平からの穂高連峰の眺望を喜んでくれました。


 宿泊先の庭に見たカエデのグラディエーションです。
   
 高山市内の飛騨の里では、池面に紅葉が映えていました。
   
 飛騨の民俗玩具「さるぼぼ」はクリスマスの装いで観光客を迎えていました。
   
 ライトアップされる夜桜ならぬ夜紅葉
   
 新穂高ロープウエイの終着駅千石平(2156m)は白銀の世界で、そこからまじかに眺める西穂高岳は神々の住む世界そのものと見ました。
 サイトに掲載される写真で見る限りでは、四季折々に素晴らしい異なった顔を見せてくれる北アルプスですが、私はあまり知りません。 しばしば仕事で訪れた高山界隈から年に一度か二度は晴れた日に遭遇して美しい山並みを眺めたことがある程度です。
 新穂高ロープウエイも開業以来40年を経ていますから数度は昇っていますが、この日のような絶景に出会ったことは初めてです。 たいがいは吹雪いていたり、ガスっていたりして、周囲の山をかいま見るのが関のやまでした。紅葉の秋山と銀雪の冬山とのはざま、いわばシーズンオフですから乗降客も少なく、黄砂の影響で薄曇りのなかで、神々と対話するような気分を味わった、立ち去りがたい一時間でした。
   
 自宅からせせらぎ街道経由高山へ、翌日は高山から新穂高経由松本へ、松本で長野新幹線経由で帰宅する縁者を見送り、中央高速経由で自宅までと、約500キロを走破した二日間は久しぶりの遠距離ドライブで、さすが疲れ果て、帰宅したあとは何もできずに眠ってしまいました。 まだまだ頑張れるのだと知りましたし、楽しいことも多く絶景にも出会いましたが、それでも、もう二度と嫌だと思わされたドライブでもありました。
《追記》 平湯峠から松本へ向かう途中で、並行した松本電鉄は電車と離合することもなく、ただ線路を見ながら車を走らせていただけでした。 機会を作って乗ってみたいものです。

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