雪、ゆき、ユキ、セータ

全国的な寒波襲来のもと、南から北まで雪景色が報じられているなかで、我が鄙里も久しぶりの雪景です。積雪量は石柱に被る雪量でお測り下さい。 いまも降り止む様子もなく降り続いていますから、夕刻頃にはどこまで積もることやら。
なんとまあ  ついの棲みかぞ  尺の雪
今日あたりは地価公示の締め切り日だったろうか、幸いなことに今日為すべきこともない隠居暮らし、これから朝湯をたてて、雪を肴に一杯やるとしようか。 雪明かりが部屋に差し込んで、枝から落ちる雪の音以外に何も聞こえない鄙里です。
雪明かり   落雪聞こゆ   朝湯かな


鄙里は墨絵の世界

雪の花咲く鄙桜

一昨日、父の七七忌を終えて、昨年春先から続いた一連のできごとに一応の区切りが付きました。今朝の雪は昨春以来の雪ですが、あの雪の時には両親ともに健在でしたが、今朝の二人は骨壺のなか、深閑とほの暗い床の間に並んでいます。

降る雪を眺めていたら母の手編みの着古したセータを思い出し、引っ張り出してみたら、何時のまにやら編み直されて新しくなっていた。 いつかといってもたぶん2009年のいつ頃か、体調の良い時に編み直しクローゼットのなかに、そっとしまっておいてくれたのだろう。 絶句そして脱帽である。 何も知らずにいたとはいえ、母に礼の一言も言うことはなかった、今や形見のセータである。
礼ひとつ  無くてセータは  形見となり (茫猿)
もの言わぬ  セータは母の  形見なり  (茫猿)
亡き母の  遺すセータ着て  温みしる  (茫猿)

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