伊予電鉄

 しばらく前に、「小江戸の桜」という記事を掲載しましたが、その記事中、綺麗処との船遊びについて書きましたが、筆者よりその背景について教えて頂きましたので転載します。


「小生のHPに立ち寄っていただいたようで、有り難うございます。」

 八王子の芸者さんに川越に来ていただいたのは、川越の芸者さんは最後の一人が2年前くらいに廃業しましたが、109年の歴史を持つ料亭組合は今も23軒を擁しています。
 一方、若い芸者さんが増えつつある八王子には3軒くらいしか料亭がなく、芸者さんをホテル等でコンパニオン同様に扱われています。 圏央道によって近くなった八王子から川越に刺激をもらうことも良いのでは、と思い、まずはお呼びして芸者さんのお座敷を味わってもらおうと企画しました。
 NHKの朝ドラ「つばさ」効果か、ETC1000円の影響か、判りませんが、小江戸を訪れる方は増えているようです

 先日、松山に行く機会がありました。
松山の伊予電鉄は 路面電車の十字クロスがあると聞いてタクシーの運転手さんに廻ってもらいました。 レールが十字にクロスしていれば、架線もクロスしているのは当たり前でしたが、路面電車でない本線の方に踏切がありました(道路と平行に踏切があり)。 踏切によって遮断されて、待つことになるのは車ではなく電車でした。 地元に住む運転手さんは、「見慣れて居るんですが、珍しいことなんですか?」と言っていました。

 朝ドラ「つばさ」に出てくる休止線は、西武新宿線南大塚駅から北西方の入間川河川敷の砂利取り場までの「安比奈線」です。 暫く休止線ですが、西武は10年ほど前に車両基地を作ろうと計画し、拡幅と国道16号線を地下でくぐろうと買収にかかりましたが、そのご計画はストップして今に至っています。

 お届け頂いた十字クロスの市電線路写真です。 並行する本線踏切(郊外電車)で市電が通過待ちする光景を見てみたいものです。 松山には五年ほど前に行ったことがありますが、”坊ちゃん電車”ばかりに気を取られていて、このような話に気付かなかったのが残念です。
   
【追記 09/05/01】
 偶然にも伊予鉄道ダイアモンドクロスに関わる記事が、「読売新聞5/1朝刊:鉄道紀行」に”路面電車が踏切待ち”と題して記事にされた。 写真の十字クロス(ダイアモンドクロス)は市電同士の交差ではなく、松山市駅と郊外を結ぶ伊予鉄道高浜線と市内路面電車が大手町駅付近で交差するのである。この鉄道路線である高浜線に踏切が所在する。 高浜線の電車が通過する時は遮断機が下り、自動車やバスと同時に路面電車が通過待ちをするのである。 記事によれば、全国でも恐らく唯一だろうという。
 写真の左手上に見えるのが高浜線大手町駅であろうし、交差する線路が市内電車線路であろうと思われる。 市内電車が郊外電車の通過待ちをする写真は、「鉄道100選伊予鉄道」に掲載されています。

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