ようやくに再開を認められたNSDI-PTは、近日開催予定の会議に向けてその準備を進めているところである。 しかし、好事魔多しというか、そうは問屋が卸さないというか、すんなりと進みそうにはない。 号令一下、前に進んでゆく組織ではないのだから当たり前のことであるし、その種の組織であっても、他のセクションから横槍が次々と差し込まれるのが普通のことである。
前にも記事にしているのだが、私は悉皆調査とネットワークと地理情報は三位一体のものだと考えている。この三つがスクラムを組んで進められてこそ、その効果は発揮できるものと考えている。 その意味からは、取引情報&取引価格情報調査とREA-NETとNSDI-PT(National Spatial Data Infrastructure)は三位一体でなければならないと考えている。 しかし、それぞれに関わるセクションが異なり、それぞれが抱えている問題も異なり、関わる人たちの考え方も異なるのだから、注意深く横串を通さないと、思わぬところで足元を掬われるハメになるだろうと考えてる。 何よりも取引事例資料とその抱え込みにこそ、存在基盤があると考える人たちの理解を得るのは並大抵のことではない。
昔、不動産情報のポータルサイトを築きたいと夢見たことがあったが、今取り組んでいる事業はそこへ近づく一里塚になるだろうと考えている。 この一里塚から先を見通せるようになるまでの時間は私に許されていないだろうが、一里塚だけは見ておきたいと考えている。 何処からかの声がそれは「老執」というものだろうと云っている気もするが、「老執」であれ、「老醜」であれ、「急がずに走ろう」と考えている。 十数年前に「それは画餅というものだ。」と笑われたことを思えば、少しは現実になったことを慶ばねばならないと考えている。 でも好事魔多しなのである。
なんの脈絡もないけれど、久しぶりの茫猿鉄道である。100系新幹線、ボンネット型特急が懐かしいNゲージ在来線、そしてHOゲージのSL、C62とC58である。
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