同窓同期生

02/06は同志社大学1963年入学同期生の墓参そして同期生のミニ会合、02/27は大垣北高校1962年卒業13期同期生幹事会の集まり、03/01は輪之内中学1959年卒業同期生地元在住者の集まりがあった。短期間に小中、高校、大学の同期生の集まりに参加した。

 

どの集まりでも感じたのは、皆が好い歳を重ねた顔になったなと云う思い、それと各々が喜寿を迎え健康だから此のような集まりに顔を出せる余裕ある幸せである。幸せなどと云うものは人其々だし、後からあの頃は幸せだったと思い返すものだと知っている。

でも、此の歳になれば今が幸せなのだと、今を素直に受け止められるようになった。貯金は無くとも借金は無いし、都会の便利な目まぐるしい生活とも無縁な鄙暮らしだし、日に五錠の服薬は欠かせないが日々の野良仕事に不自由は無いし、そうだこれも鄙美(ひなび:鄙びた美)なのだと気付くのである。

中学や高校、大学の同期生のなかに、それぞれの時代に幾許かの付合いがあったものの今は長く音信不通で、その消息を気遣う者がいる。中学や高校の同期生については、茫猿が同期生会幹事を務めているから、彼らがその気になれば同期生会開催案内に私の名前を見つけて、それなりの返信をくれるだろうし同期生会にも参加してくれるのであろう。

それでも長く音信不通なのだから、彼ら自身にその気が無いのか返信できない訳でもあるのだろう。こちらから消息を尋ねることも可能だが、敢えて尋ねるには及ばないだろうと、そのままにしている。茫猿にも強いてという気持ちが無いのだと自らに言い聞かせている。この歳になれば過ぎたるは猶及ばざるが如しと考えている。

話転じて、暖冬を言われてきたが、立春過ぎてから例年通りの寒い日もあるし、春に三日の晴れなしの言い習わしの如く晴れと雨が交互にやってきて、夏の酷暑は気にかかるけれど、ジャガイモの植え付けは終えたし、次は春物の種まきが待っている。何より緋寒桜が開花した今は、次に鄙桜の開花が待ち遠しい。

鄙の雑木林では椿や水仙が咲いているし、猫柳も蕾を大きくし、雪柳もそろそろ開花しそうだし、チューリップも芽を大きくしている。芍薬も芽を出し牡丹の蕾も膨らんでいる。万物が芽吹き花開かせる陽春も近いことである。

そんな季節の巡りのなかで、山の神に日々小言を言われながらも雨の日は鉄道模型ジオラマ制作に勤しんでいる。これで文句を言ったらドヤされる。そうは分かっていても、昨日の総理記者会見を見ていて何やら寒気がしてきた。

安倍晋三氏は65歳、茫猿より一回り若い、集まる記者連はさらに一回り若い。こんな今の大人たちを作り出したのには茫猿も何かの責めを負っているのだろう。だから我と我が身が寒いのである。

昨夕の総理会見は予想通りの予定調和の記者会見だった。質問が許された記者はわずか3名、幹事社と指名が予定されてた2社のみ、総理は3つも用意されてたプロンプターをガン見するのみ。さっさと会見を打ち切れば抗議の声も無し。呆れる前に日本マスコミの落魄ぶりが哀れと言うも愚か也の心境だ。原発はアンダーコントロールと大見得切ったのが確か2013年だった。新コロナ感染症はアンダーコントロールなどと、近いうちに言いそうな総理だ。

幸せを謳歌する記事で始まりながら、落ち着き先は薄ら寒い嘆きになってしまった。話題を変えよう。

中学同期生の集まりを中座して向かったのが岐南町のTam-Tam、先週だったか先々週に続いての楽しい訪問である。通路も狭しと並べられているプラモデル、ラジコン、ミリタリー、茫猿のお目当ては勿論のこと鉄道模型である。tam-tamに隣接する屋外サーキットでは多くのラジコン・レーシングマニアが競争していた。

本日の来店目的は市街地駅プラットフォームの改造材料、ガソリンスタンドに飾るアンパンマン・フィギュア、山寺参道の参拝客フィギュア、それに叶えば路面電車1輌〜2、3輌なのである。

アンパンマンフィギアは販売していなくて、止む無くピカチュウを買って帰宅の途について、立ち寄ったスーパーの入り口に並ぶ「ガチャガチャ・カプセルトイ」(正しい名称は知らない)をふと眺めたらアンパンマンがあるではないか。200円を投入してガラガラと回すと出てきたのが、どうやらドキンチャンのようである。

路面電車も販売していなかったが、ジオラマ・レイアウトマット(芝草)が売っていた。20年前には無かった品である。値段も手頃だし早速購入した。これから又々ジオラマの改修作業である。今夜も夜更かし決定だが、どこまで細かい補修正仕事に眼と指先が耐えられるだろうか。

 

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