茫猿は見逃してしまったのであるが、6/6に見逃せないニュースがあった。
それは天皇・皇后両陛下の東南アジア訪問に先立つ記者会見の報道である。最近の天皇陛下は年齢がなせるのか、危機感が強いのか、相当に踏み込んだ発言をなさることが多い。それなのに、新保守主義者とか新復古主義者に限っては、このような陛下のお心に背く発言や行動が多いのは解せないことである。
コイズミ氏やイシハラ氏、アベシンゾウ氏とは凡そ相容れないとも思えるのである。なかでも、君が代・日の丸について、
将棋の米長氏(東京都教育委員)を園遊会でたしなめた一件や、
サイパン島で朝鮮人慰霊碑を突然訪れた件、
桓武天皇の母親は百済王の子孫 発言等々である。
具体的な内容と事実は、様々なサイトで取り上げられているから、
それらサイトを紹介する。
1.世に倦む日日
「天皇陛下の平和主義 − 教育基本法と愛国心に関する記者会見」
2.飯大蔵の言いたいこと
「愛国心」教育についての天皇陛下のご発言
3.ささやかな思考の足跡
天皇の記者会見
最も見逃せないのは韓国・中央日報の記事である。記事は冷静に天皇陛下記者会見を伝え言外に評価していると同時に、日本マスコミの報道姿勢をやんわりと皮肉っている。
「韓国中央日報」
日天皇「歴史忘れてはいけない」…日本メディア取り上げず
関連の記事
- 立憲デモクラシーの会:記者会見 : 2014年6月18日
- 朱色暮色 : 2013年12月26日
- 日米の原爆意識 : 2007年7月5日
- 書き留めておく : 2020年1月8日
- 岩手県知事の談話 : 2010年9月20日
- 夏雲見ゆ : 2014年4月25日
- 公益法人支出を3割削減 : 2008年7月14日
- 令和の変 : 2019年4月8日
- 宋文洲と石川遼 : 2009年4月13日
- 羊頭狗肉 : 2013年11月7日