冬着が暑くて重く感じるなと思えば、すでに立春を過ぎて三日である。 寒い冬をとおり越せば、わずかな気温差でも春の訪れを心地良く感じる。 つくづく 人間というものは、慣れという特質に生きる生物だと思わされる。 ひさしぶりに映画を観ました、フェイスブックというソーシャルネットワーク創業者:マーク・ザッカーバーグに関わるルポルタージュ・フィクションである。
この映画(ソーシャル ネットワーク)を観ようと思い立ったのは、ソーシャル ネットワーク:Facebook に関心があったからである。 Facebookは2004/02創設、2008/05に日本語版が公開されたソーシャルネットワークである。 一度は試してみたいと興味はあったものの手を付けずにいた。 それでもTwitterに厭きたらず感じていたことやBlogの旬を過ぎた限界も感じていたから、近く試してみようと思っていたところへ、この映画の公開である。 ベンチャービジネスの裏側、FaceBookのあらましを知る上での取っ掛かりになればと観たのである。
何より、これも限界を示しているRea Net(鑑定協会のグループウエア)の拡大や充実を考えれば、次代のRea Netはグループウエア機能充実やソーシャルネットワーク化だと思えたからである。
日曜日の夕方とはいえ、茫猿が入場した時に先着の観客は僅かに一人、終了時に場内を見渡したら十人前後、終了時には暖房が落ちていて足元が寒く感じる場内でした。 前夜はなにかと考えることが多く寝付かれなかったうえに、早朝から午前中かけて畏友たちと情報交換し相談協議を続けたあとのこと、たぶん途中から寝るだろうと思っていたのだが、冒頭から早口で脈絡のないセリフの連続、たたみ掛ける展開の連続に居眠り一つせずに最後まで観ることができました。
世界では6億人が利用すると云われるが、日本では言語環境の違いと実名登録が障害となって、僅か200万人弱が利用するのみと云われているFacebookである。 しかし日本語環境が整備されつつあると云うし、2200万人が利用するというミクシイを追い抜いてゆくのは時間の問題だろうとも云われるFacebookである。
映画はとても面白かった。ストーリー展開としても上級の映画だと思うし、コンピュータ・ベンチャービジネスの背景を知るうえでも面白い映画であった。 マイクロソフトのビルゲイツ、グーグルのラリー・ペイジ、アップルのジョブス、ウィキリークスのジュリアン・アサンジ、ナップスターのショーン・パーカー、ソフトバンクの孫正義などなど同列に並べては異論があろうが、いずれにもたぶん共通するであろう天才的アイデア、先駆者ゆえにまわりに理解されない創業時の運が伴う突破力など、ベンチャービジネス・フィクションとしても楽しめる映画だった。
※週刊ダイヤモンド 2011/01/29号特集 フェイスブックの旅
※週刊エコノミスト 2011/02/01号特集 フェイスブック大旋風
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FACEBOOKは半月ほど前から始めています。
大学の同級生や業界関係者から突然友達お誘いのメールが来るのでビックリしています。
中にはセミナーの告知をしたり有効な使い方を始めている経営者もいるようです。
この分野でも鑑定士の進出は遅れているようです。