読者からのご指摘を受けまして、昨日の「鄙からの発信・00.06.23」を
一部訂正及び追記します。
※EmailやMLとチャットの区別がついていない方々が、見られる。
チェーンメールのMLへ >の投稿などは論外でしょう。
【追記】
ついでに言いますと、「賀正メール」なんかも、ネットワークに多大
な負荷をかけると言われています。最近はあまり騒がれませんが。来年
の元旦は、絶対メールサーバが随所でトラブルを起こすと見ました。
※本来はテキストのみしか送信できないインターネットメールであるか
ら、MIME(Multipurpose Internet Mail Extension)形式で作成し
てもらうのが一番有り難いのだが、HTML作成も結構多い。
さらには、半角カタカナの利用も多い。半角カタカナは文字化けの原因
になるから利用しないのが原則であるし、丸数字など特殊文字も利用し
ないのが原則であるが理解されていない方が往々にしてみられる。
【訂正】
MIMEというのは、あくまでも「データ変換のルール」です。この場合、
『ファイルの形式』として適切なのは「テキスト」です。
半角カナ問題の他にも、「シフトJIS」を送らないという大原則もあ
ります。 シフトJISは8ビットコードなので、基本的に7ビットの文字
データをやりとりするインターネットには適合しないためです。ま、
「基本的に」ですけどね。一時、悪名高き某M$社のメールシステムは、
S-JISコードのメールを垂れ流して、業界では大問題でした。
【MIME(MultipurposeInternetMessageExtension)】
http://akane.apple.co.jp/internet/network/text/mime.html
インターネット上でのマルチメディアを利用するためのデータ形式。
基本的にMIMEはデータ構造を定義したものではなく、データのエンコー
ディング方式の定義のルールである。MIMEでのメッセージを受信するに
は送信するデータとそのエンコーディング形式及びデータの型(拡張子)
を指定する必要がある。 MIMEでサポートされている形式としては、以
下のようなものがあります。
非ASCII文字セット(日本語等を含む) 画像(JPEG、GIF等) 動画
サウンド ファイル添付 PostScript
【エンコード、デコードという仕組み】
http://www.vector.co.jp/magazine/spotlight/980824/sl98082414.html
バイナリファイルの形式も重要な問題
文字に関しては「JIS」コードを使うことで7ビットの壁をクリアでき
たが、問題はバイナリファイル。バイナリファイルはすべて8ビットデー
タで構成されているので、普通に考えるとインターネットメールでは、
バイナリファイルの送付ができないことになってしまう。
しかし実際は多くのメールソフトには、ファイルの添付機能があって、
バイナリファイルが添付できるようになっている。これはなぜなのだろ
う?
そこには「エンコード、デコード」という仕組みが隠されている。エ
ンコードとは、あるコードを別のコードに変換することをいい、デコー
ドは変換されたコードを復元することだ。 ここでいうエンコードとは、
バイナリファイルの中身を文字列に変換する「テキスト化」のことを指
す。デコードは、テキスト化されたファイルをバイナリファイルに戻す
ことだ。
つまり、8ビットデータであるバイナリファイルのデータを、 7ビッ
トデータのテキストに変換することで、本来インターネットメールで扱
うことのできないバイナリファイルが送れるようになるわけだ。
エンコードの方法には、いくつかの方式がある。インターネットメー
ルで標準的に使われるのは「MIME(base64)」。このほかMac固有の情報
も含めることができ、Mac間の送受信によく使われる「BinHex」、
WindowsやDOS、UNIXでよく使われる「uuencode」などがある。
ただし、通常はこのエンコード、デコードをメールソフトが自動的に
行っているから、利用者がこの仕組みを意識する必要はほとんどないは
ずだ。
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