ネチケット

 メールの作成や受信について、お問い合わせもありますから、私の知る限りにおいて書きます。素人ですから、間違いだらけでしょうけど、マニュアルを読む前の予備知識として読み流してください。


1.メールの作成
a.一行の文字数は72バイト以内で書くこと。エデイターの上欄に定規が表示されていますから、行替え指定を漢字の場合は1行36文字、できれば32~34文字とする。定規が表示されていなければ、設定で文字数を65(1バイト)程度とする。
 これは、受信者のメーラー(メール用のソフト)によって、行替え指定が異なり、長い行は文章の途中で作成者の意図と異なった行替えが行われ、大層読みづらくなるからです。
 又、行末での行変更(Enter)キーは使用しない。これも上記と同じ理由からです。あまり長い文は書かない。200字程度で行変更(Enter)キーを用い、一行空けると読み易くなります。
b.半角文字不使用
半角カタカナや、半角日本語記号 (、。「」・の半角)を使っていませんか? 文字化けの原因になります。 IME (日本語変換プログラム)の中には「常に全角に変換」という設定ができるものもあります。半角カタカナ、半角日本語記号に対して設定しておくとよいでしょう。又、以下に掲げる文字も使いますと、文字化けの原因になります。
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳ⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦⅧⅨⅩ㍉
㌔㌢㍍㌘㌧㌃㌶㍑㍗㌍㌦㌣㌫㍊㌻㎜㎝㎞㎎㎏㏄㎡㍻〝〟№㏍℡㊤㊥㊦㊧
㊨㈱㈲㈹㍾㍽㍼≒≡∫∮∑√⊥∠∟⊿∵∩∪
2.メールの振り分け
「鄙からの発信」を受信して、自動的に特定フォルダーに振り分ける方法です。特定者からのメールやメーリングリストからのメールを振り分けるのに有効です。振り分けを使いますと、自動的にメールが整理されますから、メールの確認が容易になります。又、一括削除に有効です。
エキスプローラーの場合
 編集・メッセージの振り分け
 アウトルック フォルダーを作成する。
 名前【鄙からの発信】
 作成場所はアウトルック内もしくは受信トレイ内
 メニューバー ツール 受信トレイアシスタント
3.メールの引用について特に返信メールに多いのですが、全文を引用している方が多くみえます。これも設定で全文引用をはずした方がよいと思います。返信メールの場合はウインドウに元メールが表示されますから、返信記述に必要な部分を右クリックでコピー引用したほうが綺麗
です。メーラーによっては、元メールの発信者を表示して引用するものもあります。
・引用> 結婚式には電報をありがとうございました。
4.クリッカブルについて
URL&E-mailメールメッセージ中に、URLまたはmailアドレスがあると、その部分が別色で表示されます。それをマウスでダブルクリックすると、「画面」設定で指定した動作を実行させることが出来ます。
URLの場合は、ブラウザで開いたり(デフォルト)URL全体を選択状態にしたりできます。 ブラウザで開く、というのは、Webブラウザ上でそのURLにアクセスする様に出来る機能です。
E-mailアドレスの場合は、そのアドレスに対するメール作成ウインドウを開く(デフォルト)、アドレス帳に追加する、アドレス全体を選択する、という動作をさせることが可能です。これらの動作は、URLまたはE-mailアドレス上で右クリックすることで、メニューから選択することも可能です。
5.簡単な返信は兎も角、メールは作成後直ちに発信しない方が無難です。
草稿箱等に保存して、一二時間してから読み返して送るべきでしょう。
特に多数の方に同報発信する場合は要注意です。
6.ToとCcとBccについて
Toは説明の必要はないでしょう。CcはTo宛に発信したメールを「あなたにも届けますよ。承知しておいて下さい。」という意味です。当然、Toにも知れます。BCCはブラインドカーボンコピーという意味です。以下を参照。
不用意に多くの方々のアドレスをToやCcで送る方がいますが、発信者だけに報せたアドレスを当人にとっては関係のない第三者に報せてしまう結果になります。発信者にとっては友人であっても、彼にとっては恋敵の場合だってあります。当然に重大なネチケット違反です。(Webマナーをネチケットと云います)
Bcc  blind carbon copy
 電子メール送信時のあて先アドレスの指定方法のひとつ。
ToやCc(carbon copy)で指定した電子メールアドレスは、同じメールを受け取ったすべてのユーザーに通知されるが、Bccに指定したアドレスは受け取った本人以外には通知されない。
 電子メールではあて先の指定方法によって、送り手側がどういう意図で相手にメールを送っているかを示す。CcやBccで送る場合は、送信者と受信者の間でやり取りがあったという事実を知らせるといった程度の位置付けになる。通常、CcやBccで送られてきたメールに対しては返信を行う必要はない。 (C)日経BP社 1998
以上、思いつくままに記しました。基本的には、お手紙を書くのと同じです。文書プロトコルを守ることです。恋文や友人への手紙と、社内文書や得意先への挨拶状が内容も様式も異なるのと同じことです。受け取った相手を不愉快にさせないことが一番です。
追伸
文末にいつも載せているものは署名といいます。これもWordなどで作成保存して、設定で署名引用を指定しますと、メールの新規作成ウインドウを開くと常に自動的に掲示されます。複数の署名を用意しておいて、相手によって変えるのも粋なものです。
以下は、茫猿が通常使用している署名です。余程のことがなければ、住所、電話番号、FAX番号は書かない方が無難です。

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