固評提案-3

【茫猿遠吠・・固評提案-3・・01.06.03】
 どのような組織や仕様書を用意しても、所詮は運用の如何に左右され
るものです。換骨奪胎を図れば、全ては画餅に帰してしまいます。
 新しき革袋に新しき美味し酒を入れることができるか、できないか。
言うは易く、行うは難しとは、古来から今に至るも有効な箴言です。
 当地方においても、三回の評価替えを経ることにより、固評鑑定のシェ
ア固定化、既得権化が進んでいるように見受けられます。進んで既得権
益を放棄することなど高望みが過ぎるという現実に向かえば、何をかイ
ワンヤの心境です。
 閑話休題
茫猿は固評鑑定の為の組織があって良いと考えています。
提案する専門部会の充実も、その運営経費をどう捻出するか等、多くの
課題は未解決のままです。
折しも、弁護士法の改正が成立しました。
 2001.06.01付けにて兼ねてから上程されていた、弁護士事務所の法人
化を認める弁護士法の改正が成立した。監査法人に次いで弁護士法人
(司法法人)が認められるコトとなった。
 翻って、我々不動産鑑定士は一般法人としての営業は認められるもの
の、鑑定法人は認められていない。
このことが、大きな問題や矛盾を内在せしめていることは、改めて云う
までもないことである。不動産業者や金融業者や不動産投資信託業者が
鑑定業務を兼業することの矛盾は指摘するまでもない。
 我々は、声を高くして、鑑定法人化を求めようではないか。
そして一般営利法人の鑑定兼業を否定しようではないか。
隗より始めよというではないか、安藝会長に皆でE-mailや意見書を送ろ
うではないか。そして鑑定協会一丸となって鑑定士法の成立と鑑定法人
の設置を求めようではないか。

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