野暮天と粋と

【茫猿遠吠・・ショート・ショート・・01.09.09】
 いつもの茫猿遠吠とは趣を変えてショート・ショート風に綴って
みます。
「記事の書き方」
 多くの発信をどのようにこなしているのか、時間の使い方はどう
なっているのかという質問を最近相次いで受けた。
「本もそこそこ読んでいるようだし、仕事もまあまあこなしてい
ようだ。その上呑んでもいるようだし、遊びもそれなりにしてる
ようだが、時間をどう使っているの」という疑問である。
 茫猿応えて曰わく
発信記事は一時にまとめては書かない。思いついたらメモする。
以前はメモ用紙にメモしていたが、最近のメモの方法は携帯電話
E-mailを自分のinetアドレス宛に発信しておく。それらを随時膨ら
ませて書き溜めておいて、ある時期に発信記事にするという手法で
す。携帯電話のほかにデジカメもメモ代わりに使うし、従来型の手
帳も使います。
「データの転送と管理」
 また最近は、携帯ノートを使うことも多いのです。
私のモバイルB5ノートには外部メモリーとしてFDDもCDDも付属し
ていないのです。「軽い、薄い、余分なものがないから安い」を選
択肢にしてB5ノートPCを選びました。ソフトのインストールには
LANケーブル接続で対応しました。
 ではデータ移送用の外部記憶メモリーは何を使っているかという
と、USB接続のメモリーキーです。茫猿が使用しているメモリーキー
は使い捨てライター程度の大きさでメモリー容量が8MB(FD5.5枚分)
です。ノートのUSB端子に接続してデータを複写保存し、事務所の
PCに移送貼付するという方法です。
 他に勿論使っているのが、64KBPS接続のPHSモバイルです。ISDN
と同じ速度で接続しますから結構快適です。(ADSLやCTVは鄙ですか
ら使えません)
 面白いというか当たり前のことですが、モバイルPCのCF(コンパ
クトフラッシュメモリー、デジタルカメラに多く使われている外部
記憶メモリー)端子にカメラ用のCFを接続してデータ移送に使える
のです。出先で何も用意していないときにはカメラのメモリーであ
るCFやSMの空き部分にデータを複写する場合もあります。
 我が B4ノートはFDDもCDDも附いていませんが、メモリーキーや
CFのお陰でMO並みに最大200KBのデータ(常時持っているCF2枚、
SM2枚、メモリーキーの合計)を外部複写移送できます。
常時持っていると云ってもCF2枚SM2枚にメモリーキー合わせて
も煙草一箱にも満たないボリュームです。
「雑学の勧め」
 雑多な物事・方面にわたる、系統立っていない学問・知識を雑学
と云います。雑学の大家とは決して褒め言葉ではないですが、徹す
ればそれも立派なスキルです。雑学に通じるには新聞を読むこと、
少なくとも地方紙、全国紙、経済紙を併読すること。
隅から隅まで読む、時間がなければ見出しだけでも拾うこと。
 10年と云わず、5年これを続ければ、誰でも雑学の大家になれる。
いわば森羅万象に広く浅く通じることになる。毎朝、定刻より30分
早く事務所に出て、新聞を読むだけで雑学に通じるようになります。
 ところで、不動産鑑定評価は社会現象観察学的な一面を有してい
る。街角ウオッチングであり、人の経済的行動予測でもある。
 不動産の有効利用もその推移も、地価の予測も、全て人の経済的
行動の予測である。広く、人間観察業的な側面を持つ職業が不動産
鑑定士とも云える。その文脈では不動産鑑定も運命鑑定も同じもの
です。ですから、雑学は鑑定士にとって有用な学問であると同時に、
時に偏りがちな物の見方を修正してくれ、柔軟なモノの見方をさせ
てくれるツールでもある。

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