今年も残り60日余

 明後日からは11月である。今年も残りは二ヶ月となる。
明後日は例の「鑑定NW構築関連」で上京する。前回の委員会審議経緯はまだ記事にしていないが、明日の状況結果を含めて来週中に記事にする予定である。今の段階で明らかに出来るのは次の二点である。
1.前回(05.10.20開催委員会)審議で確認された事項は、「新スキームの範囲拡大を目指して、メインフレームは鑑定協会が主導的に構築する。運用の具体的詳細は各都道府県士協会に委ねる。」である。
2.現行新スキーム管理ファイルに関して様々な注文不満改善要求等が鑑定協会に寄せられているが、この集約整理を図って今年度末を目標に国交省に改善を申し入れる。


 1項についての具体策は未定である。私案が無いわけではないが、明日の上京結果を踏まえて記事にしたいと考えている。
2項については、鑑定協会事務局から新スキーム試行区域代表幹事並びに幹事宛に、近日中に現行ファイルやフォームその他の問題点、改善点その他の意見聴取を行い、12月開催予定の委員会にて集約する予定である。
 NW構築案件の進捗度は二歩前進三歩後退に見えるだろうし、委員会審議のみ空転しているように見えるだろうと思います。内部にいてもそのように感じるし焦燥感というか隔靴掻痒という感じは否めない。往々にして一年前の議論を改めて再演している感じがするし、再演させられるハメに陥らせられたという妄想にひたることもある。
 でも、やむをえないことなのだと思っています。全国組織を動かそうとすれば、それなりの手順と時間を要するものであろうし、「俺は鑑定士」という自負心や自尊心を傷つけるような日程進行や議事進行は、ことを紛糾させるだけでなく全てを無にしてしまう可能性も高いのです。
 前にも『鄙からの発信』に書いたことがありますが、「俺は一国一城の主」、「俺は組織が嫌いだから鑑定士を選んだ」などと宣う人々を辛抱強く説得するというか、時にオダテ、時にクスグリ、時に恫喝紛いの言辞を弄してねばり強く半歩後退一歩前進を繰り返して行くしかないのだろうと考えます。そう云った意味で読者諸氏が今何をお考えなのか、求めても虚しいこととは知りつつも双方向性がより確保されている「ブログ鄙からの発信」なるが故に、皆様のコメントを求めます。
 このことに関連して「ライフログ」で紹介する「人間復興の経済を目指して」で城山三郎氏はこんなコメントを述べている。『私心を持たないということは、志を保つことです。志というものは、みんなのためのあるべき姿を求めるということ。』
 茫猿が鑑定協会NW構築を進めているのはそれほどに高邁な志からではありません。それでも、新スキーム試行並びに個人情報保護法施行という得難い機会に、我々鑑定士は「あるべき情報基盤」と云うものを模索しなければならない。「好ましいあるべき情報基盤」を模索し構築することが鑑定業界の将来を拓いて行く基礎となると信じるからです。
 誤解や偏見などを懼れずに申し上げれば、この一年余に亘り茫猿が僅かばかりの時間と資金をこのことに投じているのは、鑑定業界で三十年余も永らえさせて頂いたささやかな恩返しなのであり、地元岐阜で十数年間試行錯誤を繰り返した結果として得た成果を業界全体のお役に立てたいからである。他には何もないのが真実である。
 しかし、「岐阜の成果」とか「ささやかな恩返し」などと云えば、資格業界人には往々にしてありがちな「ジェラシー」を招き寄せることであろう。でも一度は先行する地域の概況を見て欲しいのである。「百聞は一見に如かず」と云うではないか。

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