天下三名城

10/18は終日フリータイムの肥後デイでした。 飯よりも好きな電車ですから、先ずは熊本市電。天下三名城のうち、大阪城も名古屋城も姫路城も訪れていますが、熊本城は未だですから、此処も欠かせない。 水前寺清子さんの唄は人生の応援歌ですから、水前寺公園も欠かせないという一日でした。 尚、三名城とは、多分に地元の城を加えての三名城です。 播磨の姫路城、尾張名古屋城、浪花大阪城、江州彦根城、犬山城、丸岡城、高梁城、松山城、高知城、松江城、松本城等々、他にも人それぞれの三名城なのだと思います。


先ずは、休日早朝、ひとけのない市役所14階の展望室から眺めた、熊本城天守と復元された本丸御殿。 天守との対比で御殿の大きさが実感できます。

次いで、熊本城を難攻不落の名城とする由縁の石垣。
曲線の勾配差は加藤氏と細川氏の築造年代の差ということです。

繁華街にほど近い長塀。

中天の残月。 撮影時間午前6時半過ぎ。 城に月は決まります。

朝陽に生える双天守。 撮影場所は宿泊先の4階食堂テラス。 宿泊先のKKR熊本ホテルは史跡指定地域内にあります。 周りは官公署ばかりで道路を挟んだ向かい側がお城という立地なのです。 それはKKRが国家公務員(K)共済組合(K)連合会(R)であることが大きいのではと思われます。

08/04に復元修復なったばかりで岩絵の具鮮やかな本丸御殿の御座所の間です。絢爛豪華以外に惹句が浮かびません。 フラッシュ禁止とはいえ、撮影が許されるのは嬉しいことです。

総工費54億円(延べ900坪)、工期はほぼ十年とのこと、うち文化庁の許可を得るのに4年だそうです。復元修復の実態は、この杉板戸の引き手にも表れています。

同じく、釘隠です。 菊紋(皇室)、五三の桐紋(秀吉)、そして加藤清正の桔梗紋を六葉にあしらった釘隠だけでも一見の価値有りです。 使用材は全て国産材だと云いますが、お台所に現している小屋組みを見れば、よくぞこんな松丸太が手に入ったと思います。 多分、いいえ百年もしないうちに国宝に指定されることでしょう。

続いて、熊本市電です。お城の大手前でカーブする電車です。

そして、熊本市役所前では、食欲をそそる市電です。

市電のターミナル健軍町、折り返し点です。

水前寺公園の古今伝授庵の前から観る水前寺公園。

番外は、長塀前の堀(坪井川)で見つけた亀です。小岩に見えますが、よく目を凝らして下さい、岩にはい上がり甲羅干しをしようとする亀が見えます。 二枚目を撮ろうとしたら亀君は岩から滑って流れに消えました。

そして、『鄙からの発信』定番の蓋は「肥後椿」です。

茫猿が一番好きな焼酎も「肥後椿」です。次に好きなのが「肥後銘花」です。 ボトルキープ店へは、11/21に岐阜へお越しになればご案内します。

この秋の旅はまだまだ続きます。来週は高松と島です。 この旅は純私用ですから、どなたともお会いする予定はございませんが、この頃はつくづくと鑑定士冥利を味わっています。 仙台へ伺えば、秋田や岩手、山形訪問のお誘いを受けますし、熊本では再訪のお誘いをいただきます。 全国津々浦々に友人ができる嬉しさを冥利と云わずして、何を云いましょうか。 長く業界の片隅に棲息してきただけなのに、歓迎して頂けるのをとても有り難く、本当に有り難きことと感謝しております。

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