第七期茫猿鉄道着工

 先号記事でお知らせした第六期茫猿鉄道の廃線解体直前風景を撮影した後で、直ちに解体に着手しました。 その後、汗まみれになりながら、納屋の奥から古い板戸四枚を持ち出してきて、水洗い、切りそろえ、鉋がけなどを行って、新しい路盤を作製しました。


 ジオラマ作製には一般的に二つのスタイルがあります。ポピュラーなのは島スタイルですが、当然のことながら部屋の広さより一回り小さくなります。 それに対してドーナツ型スタイルがあります。壁際に線路を張り巡らし、中空部分に操縦者が入って楽しむというスタイルです。ドーナツ型は部屋の大きさをフルに使えますが、部屋の三面が壁面である必要がありますし、出入りがやや不便という難点もあります。
 限られたスペースでHOゲージを十分に楽しむにはドーナツ型の採用も考えたのですが、HOゲージに併設して既存Nゲージ資産(?)を活用したいというか、HOとNが併走する面白さも捨てきれずに、一回り拡張した島スタイルを今回も採用しました。
 戸板4枚をつないで島を造りましたから、ほぼ畳4枚の広さです。 ジオラマの部屋は六畳間ですが、南側と西側に廊下が付いてますから建具を取り払えば実質9畳として使えるものの、補修改修用の通路部分も考えれば、今回の路盤は限界の広さと云えます。 完成した路盤にHOゲージ2トラックを仮敷設した現況写真がこれです。今回の路盤は子供なら乗っても大丈夫なほどに安定した路盤です。
  
 戸板の固定は金属製フックを使いました。留め金で引き寄せて固定してありますから安定していますし、先行きに撤去する時も改修する時も分割が容易です。明日の作業は戸板枠のラッカー塗装作業です。
  
 しっかりした路盤をどのように造ろうかと考えたときに、納屋の隅に板戸が何枚か保存されていたのを、ふと思い出したのだが、埃にまみれていた板戸を二階から下ろし、汗だくになりながら洗ったり鉋がけをしたりしたのです。日頃は使わない筋肉を使ったせいか腰が痛いし、鋸や鉋作業のせいか握力が落ちて指の関節までもが痛みます。
 この板戸は三十年も前に解体した古い母屋の台風よけの雨戸だったものです。よくぞ今まで保管してあったと、保管していた母に感謝しました。同時に板戸も新しい働き場所を得て良かったなぁと思うことです。 路面に色むらが見えますが、全体を平にするために合板で補強したのですが、一部には解体した旧ジオラマの古材を活用したせいです。
 これからしばらくは、線路レイアウトをああでもない、こうでもないとPCお絵描きソフトを使って試行錯誤します。鉄道模型専用のシェアウエアソフトも有るにはあるのですが、ソフトの操作をおぼえるのが面倒だし、スケッチを楽しんでから実材を置き換えて楽しめば良かろうということです。

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