快晴であること、風のないこと、二日前にそこそこの降雨があったこと、などから我が宿の秋色は艶を増したように思います。夕陽に照らされるとなお映えます。四季茫猿の第二弾は、我ながらいささかクドイとは思うものの、遠く離れて生活する息子達へサイトを通じて鄙の秋暮色を伝えようと考えるのです。
鑑定評価を事実上引退して晴耕雨読の日々を過ごすのも悪くないと思い始めています。寂寥感とか索漠感につきまとわれたのも否めないのですが、でも朝九時から夕刻四時まで畑に出ていると、今までは見えなかったものが見えてくるのが新鮮です。 昼飯にしたって秋日和の庭先のベンチでいただけば、粗末な食事もとても美味しくいただけるのです。
葉を落とした裸木のシルエット越しにみるイチョウも悪くない。
西陽に照らされて常緑樹もグラデーションを見せます。
木の葉越しに透かしてみる秋空。
我が宿のこんな紅葉は初めて見るような気がします。
茅庭を一巡りしたら、もう白椿が一輪開いていた。
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