いよいよ今回のミニツアーのクライマックス、奥浜名湖と天浜線無人駅の景観を訪ねる旅である。 転車台ミニツアーを終えて、浜松市浜北区、天竜二俣駅発、湖西市の新所原駅行き気動車に乗ったのが14:41である。
二股駅から二つ目の駅が西鹿島駅である。西鹿島駅は遠州鉄道鹿島駅と隣接しており、ここで乗り換えれば遠鉄浜松駅に至るのである。
そして眼下に奥浜名湖を見下ろす寸座駅に到着したのが15:25である。
寸座駅のフォームから見下ろす奥浜名湖。時折、湖面をプレジャーボートやヨットが滑ってゆく他は、波静かな湖面が眼下に広がる寸座駅フォームである。
そのまま次の列車をひたすら待つのはもったいないから、駅前のというか駅フォームと国道362号線とのあいだに設けられているバス停を見たら都合の良さそうなバス便があるではないか。 そのバスに乗ってバス停を三つ過ぎたら、浜名湖佐久米駅である。 佐久米駅も無人駅であるが、喫茶店が併設されている。 駅前のトイレはなぜか牛の形をしている。
佐久米駅のフォームは浜名湖岸に隣接しており、フォームから釣り糸が垂らせそうである。 駅からの浜名湖の眺望を遮っているのが東名高速道路である。高速道路橋が邪魔なのは邪魔なのだが、それでも何とも閑かな別天地である。
沈み始めた秋の陽に湖面がまぶしくきらめいているのもとても好ましい。 陽ざしはまだ暑いが、風が涼やかに湖面を渡り来るのも好ましい。 フォームの端にはススキも穂を出しているし、旅人独りなのも絵になるぞと、煙草をくわえて道路橋の下越しに浜名湖を眺めるのである。 五能線のように外洋に面する駅と異なり、内陸湖面はあくまでも閑かなのである。
いつまで、初秋の湖岸を楽しんでいてもきりがないから、次に来た列車といっても、やはり一両編成の気動車に乗ったのが16:29、湖西市新所原駅に到着したのが17:01である。 ここで天浜線の旅は終わりである。
天浜線新所原の駅もJR東海道線新所原の駅と隣接しているのである。右がJR駅。
新所原の駅からは二駅で豊橋駅に到着する。豊橋駅からは新幹線に乗り換えて、帰宅の途である。 豊橋駅の中央自由通路には手筒花火が飾ってあった。
天浜線ミニツアーの一日乗車券及び転車場ツアーのパンフと硬券です。
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