十月二十四日

十月も二十日過ぎともなれば、秋の深まる気配は色濃くなるが、この季節、我が鄙里は彩りが乏しい。 紅葉にはまだ早く、秋に花をつける花木もなく、菊はまだ蕾かたく、僅かに柿の実が赤く色付いているのみである。 秋晴れの陽射しが心地良いなかで、植え付けてから長く放ってあった芍薬の株分けを始めてみた。 もう二十年も植えっぱなしだったから、株に勢いがなく最近は花付きも悪くなっていたのである。 掘り返してみたら案の定、小さい芋が密集する状態であった、これでは佳い花が咲くはずもない。  株分けをしながらふと目線を上げると、金木犀の黄金色の花が眼に入ってきた。

これだけの花があれば香りも漂ってくるはずである。 鼻を近づけてみれば、いつもの香りなのだが、常よりなぜか弱く感じるのである。 あれっと思いながら、鼻が衰えているのだと気づいた。 ハメハケマラなどとよく云う。 加齢現象は歯に先ず現れるという。 歯についてはインプラント2本があるものの欠歯はまだない。 眼は先年に網膜剥離を患った影響で、左右の視力差が大きく、長時間の読書などをすれば疲れやすくなった。

髪の毛はずいぶんと白くなり髪の腰も弱くなった。 いつのまにやら鼻も嗅覚力が相当に落ちたようである。 庭先に三本もある金木犀の香りに気づかないようでは劣化もはなはだしいといえる。 自らの加齢臭にも気づいていないであろうから、外出の時は用心しないといけないであろう。 オーデコロンでも準備するか。 マラについては、言わぬが花というものであろう。 先々週の混浴露天風呂でも僅かに心華やいだ程度である。 さて、青空の下で開花を始めた金木犀である。 もう少し開花が進めば、我が老鼻にも香りがただよってくるのであろうか。
庭の隅に百日草がまだ花をつけている。 風に飛ばされたか鳥が運んだか、播かぬ種が芽生え根をおろして、彩りを添えていてくれる。

表題の10月24日は、今期二回目の新スキーム改善特別委員会開催日である。 改装なった東京駅丸の内口を楽しみに上京するのであるが、既に上申書を2通、質問書を1通送付済みであるが、もう一通質問並びに上申書を送ることにした。 このような行為は、様々な批判を招くことであろうが、後に悔やむことのないように、準備を行い言うべきは言うと決めただけのことである。 叶うことなら可愛い年寄りになろうと願ってはいるが、誰も言わないならば自分が言うと「出る杭性分は、雀百まで」のようである。
2012.10.20発信 質問書並びに上申試案

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