忙中の閑

 日曜日に滋賀県大津の宿にいましたところ、朝一番に某新聞社大垣支
局長から携帯への電話があり、前夜の宴会酒で二日酔いの朦朧を破られ
ました。
 話を聞いて泡喰って、A新聞をホテル売店で購入し一読。
残っていた酔いもすっかり醒めてしまい、日曜日の予定の全てをキャン
セルし、岐阜へとんぼ返りしました。途中で士協会会長はじめ各氏に電
話を入れ、速やかな対応を提案し、夕刻の記者会見をゴールとして、臨
時役員会や報道各社への応接その他に忙殺される茫猿人生史上まれな一
日でした。
 心の底の何処かで、歴史の証人になったみたいな気分を感じていまし
たと申し上げたら、不謹慎でしょうか。滅多にない経験をさせていただ
いた一日でした。15日深夜のローカルニュースでは、茫猿のアップも
放送されたそうですが、本人はWebメンテに忙しくて見る機会を逃し
てしまいました。TV写りは如何だったでしょうか。
 TVや新聞を見た親族や友人・知人からもお見舞いを頂いております。
茫猿は(社)岐阜県不動産鑑定士協会の一員だろうから、一体何をやった
のだと心配していただく方が殆どです。特に老いた茫猿の父母には、い
らぬ心配をかけたものと、親不孝を嘆いております。
 勿論、老父母をはじめお問い合わせを頂いた皆様には、ご心配を頂く
ような「法に触れる行為」は、微塵も致していないと伝えて、安心をし
てもらっております。
 先ほど、確認しましたところ、夕刻6時現在で「鄙からの発信」ヒッ
ト数は130でした。昨夜11時にアップしましたものですから、ほぼ
半日の数としては、これも記録です。「鄙からの発信・メールマガジン
御登録者数は、本日現在で396名様ですから、少しは重複もあるかも
しれませんが、半日強で総数526名様に事の次第を直接お伝えできた
ことになります。改めてWebの力を認識しております。
 本日も役員が手分けをして、地元をはじめ東京の関係各方面に、事情
説明等を行いました。士協会事務局にも茫猿事務所へも多くのお問い合
わせやらお見舞いの電話を頂いております。
 詳細な事実関係、経緯或いはその後の出来事など、日をおいまして逐
一ご報告して参ります。
 このような事件報告のためにWeb「鄙からの発信」を維持してきた
わけではございませんが、士協会と市町村との固定資産税標準宅地評価
業務に関する契約の在り方、或いは士協会の当該業務への関与の在り方、
さらには次なるスキームをどうような方向で構築するのか等々、皆様の
関心も高かろうと存じます。
 隠すことなく、粉飾することなく有りの侭に公開して参ります。ただ
し、プライバシーに関することや守秘義務に触れる部分については公開
をご容赦下さい。
 今回のA新聞記事は、K委員会への告発に端を発し、同時にA新聞へ
の情報提供があったことによるものと認識するに足りる証言及び状況証
拠がございます。しかし、そのことはさておきまして、鑑定士は
Samulaiとしての矜持が求められるものと存じます。
 固評業務に付きましても、受託地点数や受取報酬額を貪るところには
鑑定士の誇りも意地も見えません。誠実に的確に適正かつ均衡のある鑑
定評価を行い、課税客体である市民の普遍的利益を実現するところにこ
そ、我々鑑定士が固定資産税標準宅地評価業務に参画する意味が認めら
れるのではないでしょうか。
 その意味からすれば、一方的な告発やリークは誠に残念な仕業と申さ
ざるを得ません。同時に正確な取材が欠けていると認められる記事も誠
に残念に存じます。誤解を恐れずに申し上げれば「書かれ損」の心境で
ございます。

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