新緑とプチレストラン

【只管打座・・出会った新緑とプチレストラン・・03.05.16】
 先週の日曜日に、気のおけない友人数名と新緑を訪ねて、岐阜県の東濃方面
を散策しました。地元の友人の奥様が設営して頂いたので、行き届いた行程を
楽しみました。
 最初は彼女が趣味のサークルで知り合った方のお嬢さんが
オーナーシェフをつとめるイタリアンレストランで昼食を頂きました。
友人の奥様もお酒はたしなめるのですが、当日はドライバーを引き受けて頂いたので、新緑を眺めながらワインも頂いた昼食でした。
 訪れたプチレストラン(座席数約10名、オーナーシェフ1名で経営する)は、
岐阜県のほぼ東端に位置する恵那郡福岡町にあります。付知川とその対岸に
裏木曽の山並みを望む高台にあり、「目に青葉、舌にはピザ、喉ワイン」とい
う至福を味わいました。
 プチレストランは、イタリアとトルコにホームステイして修行したという
大阪出身で妙齢のお嬢さんが、自己資金などを元に今春開店したばかりです。
 店は小さなロッジ風の簡素な雰囲気でオープンキッチンの右手にはシェフの
家族や友人手作りの煉瓦竈が鎮座しており、竈炭火焼きのピザが頂けます。
 茫猿にとって、ここのピザは初めての経験でした。それぞれ趣向の異なった
6枚のピザを1ピースづつ頂いたのですが、・地鶏蒸し焼き載せピザや、山菜
チーズ載せピザなど、一銭洋食ネギ焼きorモンジャ焼き風・イタリア式お好み
焼きと云った風情です。
 なかでも出色は、旬の筍ピザでした。筍の歯触りとかすかなエグミが、
とてもとてもモッツェリラチーズにあっているのが、驚きでした。
 若く明るくチャーミングなシェフは、どしどしと地元の産物を利用した料理
を創作したいと意欲的で、
・夏には付知川の鮎ピザ、
・秋には付近の山で採れるキノコピザ、
・冬にはこれまた地元の鹿肉や猪肉を利用した料理を創作しますから
と云うことで、是非とも再訪をと約束したことです。
 晴れた日には、オープンテラスでワイングラス片手に、木曽に続く山並みを
眺めて食事を頂けば、すばらしいひとときが味わえるでしょう。
お店の付近は、
・春は桜や三つ葉ツツジ・山菜の名所の数々、
・夏は鮎の名所に付知渓谷やフォークジャンボリーのメッカ糀の湖など、
・秋は紅葉・キノコの名所などが多く点在しており、
下呂温泉や昼神温泉などへの途中に立ち寄ると良いでしょう。
『お店の紹介です』
・店の名前 SAISAI+CINNAMON 彩菜+シナモン(シェフのニックネーム)
・店の場所 岐阜県恵那郡福岡町福岡2290-30
・店の電話 0573-72-3775
・E.Mail  saisai_cinnamon@hotmail.com
・その他  お店は不定休です。必ず事前に電話での確認をして下さい。
・メニュー お昼は、サラダ&ピザ&トルコチャイで、\1,500
・メニュー 夜は、メインディシュがプラスされて、\2,500 です。
【※】このHPを見たと言って頂くと、プチサービスがあるそうです。合い言葉は『鄙からの発信』。
・話題のSAISAIのシェフです。携電カメラの撮影ですからややピンボケですが御容赦。彼女の背後に見えるのが、煉瓦積みのピザ焼き竈です。彼女が持っているのは、ピザを竈に出し入れする大シャモジ(名前を知りません)です。

 SAISAIへは、中央道中津川ICより、R257経由、
福岡町JA恵那北農協の交差点を左折(西進)して(約20分)、
付知川下野橋及び朝日橋を渡り、高台に向かえばすぐに見つかります。
まだ看板が小さいので、付近に着いたら電話で確認して下さい。
 茫猿が訪れた日は、生憎の雨でしたが、雨に洗われた新緑はとても鮮やかで、
その後に訪れた多治見市内の、小雨に煙る虎渓山永保寺も美しい姿を見せてく
れました。
 永保寺の庭は、紅葉の時期が有名で美しいのですが、人影がない新緑の楓も
紅葉以上にすばらしく、古刹の風景と併せて緑の美を堪能したことでした。

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