本日2006/04/27より、「土地総合情報システム」の機能の一つである、取引情報開示システムが運用開始された。詳しくはサイトにて確認して頂きたいが、率直にいって期待はずれというか完成途上である。それでも今日は大変混み合っているようである。
土地総合情報システム:http://www.land.mlit.go.jp/webland/top.html
※まず画面展開が遅い。
地図表示が常にリンクするからであろうと思うが、地価情報(地価公示及び地価調査並びに空中写真表示)と取引情報は別立ての方が良いのではなかろうか。 また地図表示が遅いのは、GISソフトに問題があるのではと推量する。MAPIONとかMAP-YAHOOとかに比べるのも如何かと思うが遅いのである。一つはモニター上での地図表示範囲が原因かもしれないし、混み合っているせいかもしれない。落ち着くまでは様子をみよう。
※GIS対応ではない。
従前の予想では、取引情報は地図上での表示有りとのことであったが、取引情報の地図表示はない。準備中なのかもしれないが、ビジュアルな開示サービスでないとリピーターが少なくて閑古鳥が鳴きかねない。地図上の駅のマーク(青いダイヤ印)をクリックすると、その駅周辺のデータが表示されるのであるが、その検索条件等が不明である。どうやら市区単位の検索のようである。
※データ一覧が不親切
データ一覧が不親切である。表示されるデータのソート機能も再検索絞り込み機能もない。データ量が少なければよいが多量データが表示されると目的のデータにたどり着くのがとても大変である。
建付地について総額(建物及び敷地価額)が表示されるのみであり、内訳も建付地価額(配分額)も表示されない。表示されない背景は理解できるが、現在の表示は誤解を招きかねない。特に更地事例一覧と記載方法が同じだから、総額と単価の関係について誤解を生じる可能性がある。
※アンケートに参加しよう。
ウエブ上でアンケート調査が行われているから、アンケートに答えて改善要望等をどしどし投稿しよう。アンケートに参加することで少しでも親切な使いやすい開示サイトに変わればいいと思う。
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