自民党総裁選挙、何か変だと思いませんか?
またもやマスコミを巻き込んで劇場型政治:自民党総裁選挙が行われています。候補者乱立を後押ししている演出家は誰だろうか。ヒヨットして小泉元総理が陰の演出家だったら見事なものだが、柳の下にドジョウが三匹もいるのだろうか。 「郵政・刺客選挙」、「福田・麻生全国行脚選挙」、そして「候補乱立、出てみよう総裁選挙」、深夜TVで訳のわからない声を張り上げる議員が「俺も取り敢えずエントリーだけしておこう」と、出馬を表明している。
考えてもみよう、麻生太郎自民党幹事長は、「安倍放り出し辞任」の時も、「福田人ごと辞任」の時も、自民党幹事長であった。 つまり、総理を二人までも補佐できなかった与党責任者なのである。 彼は「(総裁選挙に出馬すべき)重い使命を自覚している」というけれど、為す術もなく二人もの総理を突然辞任させた幹事長責任というものを、どう自覚しているのであろうか。
麻生氏だけではない。派閥領袖といわれてきた人たちが去就を明らかに出来ず、総裁や総理就任の経綸も準備も明らかでない人たちの立候補を黙認するとは、自民党はもはや政党の体を為していない。 手を挙げている人たちの内、麻生氏、石原氏、石破氏、棚橋氏、山本氏は二代目もしくは準二代目である。銀の匙をくわえながら生まれ、選挙の不安なく政治家人生を始めた人たちに、何が判るというのであろうか。
構造改革か財政再建かが話題になっているけれど、年金行方不明も高齢者切り捨て医療問題も何処かに消えたままである。 消費税率上げと冗費削減問題も曖昧なままに終始している。 総裁選挙のあとに間髪を入れず臨時国会冒頭解散をされたら、民主党は為す術もなく敗れるであろう。その後はまたネジレ漂流国会が延々と続くのであろうか。
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