ようやくに解散総選挙の日程が決まったようである。 ようであると書くのはまだ決定事項でも解散詔書が交付されたわけでもないからである。 次の選挙結果はマスコミ示唆によれば、自民党大敗、民主党圧勝とのことである。郵政解散の逆を見ることとなるのだろうか。
でもよくよく考えてみれば、小泉、安部、福田、麻生と四代の総理はいずれも世襲政治家だったが、民主党だって小沢、鳩山ともに世襲政治家だ。鳩山などは麻生と同じ危うさを感じる。 我々には選択肢があるように見えて実はない。 民主党はM政経塾と労組の混合体であるから政権の座に着いたとたんに頓挫しかねない。 と云って自民党の延命に力を貸すのも釈然としない。
我々が選択肢不在を言えば、それはやはり自業自得なのであろう。 選択肢を育ててこなかったし、育てようともしなかった、その報いを受けているのであろう。 政治を人任せにして、床屋政談ばかりしてきた報いなのであろう。 小選挙区制になってから、もう何年になるのだろうか、身近なところで市町村議会、そして都道府県議会、縁遠いところで国会、いずれも他人事にしてきた結果が今なのだと言わざるを得ない。
我が事で申し訳ないが、十年前に選択肢不在を嘆いた結果が、協会会長選立候補だった。 今、国政に出馬する気など更々無いけれど、身近なところから、一つ一つ積み上げてゆかなければ、誰かがそうしなければ、せめて託すに値する誰かの後援会費を負担することから始めなければ、何も変わらないのだと、つくづく思わされる今日この頃である。
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