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 今朝五時の気温は19度だった。 稲田の緑は日毎に濃さを増している。 早起きしたついでに早出して地価調査の最終チェックをしようと家を出たら、長良川大藪橋から見る朝焼けが美しかった。刻々と装いを変えてゆく朝焼け雲を眺めているだけで、なにがしか気力が満ちてくる。


 刻々に装いを変えてゆく朝焼け雲。
  
 長良川大藪橋は行き交う車も未だまばらである。 (明度調整済)
  
 ところでH22地価公示から、業務全般にREA-NET利用が進められるようだ。 公示作業マニュアルをはじめ登記事項照明申請書までオンライン交付になっている。 ペーパーレスが進むし郵送代も縮減できるのだから結構なことだ、REA-NETに関わった者としては嬉しいことでもある。 もちろん嬉しがってばかりもいられないので、登記事項証明申請書は押印文書であるから、朱印を印刷するためにはカラープリンターが必須になる。 なにがしか評価員の負担が増えるが、総体として経費節減・負担軽減であればやむを得ない過渡期の現象だろう。
 もう一点気付いたのは、せっかくオンライン配布にしたのだから、氏名の自動印字(アクセス者本人交付)は当然のこと、「未記入白紙プリント用紙」と「各記入事項もタイプ印字済みプリント用紙」の選択が可能であればなお佳いのにと思われるが、所詮はどちらでもよいことか。
 ただ、一部に囁かれている地価公示全面オンライン化だけは勘弁してほしいと思う。全面オンライン化まで進まなくとも、逐次(月次)評価データのオンライン収集も避けてほしいものである。 評価作業の進め方には個人的な手法選択の差異があるのだから、一律マニュアル化は業務の無味乾燥化を招くだけだと思うのである。

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