岐阜市柳ヶ瀬の中心に立地する「BRASSERIE malkin」がまた一つ評価を上げた。
「BRASSERIE malkin」 は岐阜県不動産鑑定業界を牽引する鑑定士のひとりである寺村建一郎氏が、オアシス柳ケ瀬の一階に営業するおしゃれなフレンチレストランである。
お店が立地する「オアシス柳ヶ瀬」は、アーケード街柳ケ瀬の一角に2012年に誕生した寺村氏が経営に参画する再開発ビルである。ビルの前庭に公開空地「ゆめてらす柳ケ瀬」を設け、そこに植栽を行って柳ケ瀬に青空と緑を取り戻そうという意欲的な「Yanagase Forest Project」でもある。
この「BRASSERIE malkin」がこのたび岐阜市景観奨励賞《風景・まちづくり部門》を授賞したのである。岐阜市公式サイトより講評を引用してみる。
毎日のように柳ケ瀬商店街を歩いている。中高年の女性たちでにぎわう百貨店の近辺、たまに目に入るエスニック料理店、そして使われていない店の看板が残る路地。雑多な昭和の香り漂うこの商店街を歩くと、毎回何かを見つけることができるようで、とても楽しい。
そして、今回景観奨励賞に輝いたBRASSERIE malkinは、実に新鮮な発見だった。
昼間の少し暗い通りの角を曲がると見えてきたのは、陽の光を受けて燦々と輝く木々の葉っぱ。アーケードに覆われていたはずの商店街の斬新な再開発。明るい陽のもとで、人々が賑わい、今はまだ細い木々がいつの日か見上げるような巨木になればと思う。
昨年夏の開業以来、連日好調な営業を続けていると伺う「BRASSERIE malkin」であるが、次は千客万来で、なかなか予約の取れないお店へと成長して行ってほしいと願うのである。
店先に公開空地を設け、植栽をし、アーケード街に彩りと潤いをもたらそうという意欲ある試みを展開するお店である。創作フレンチという料理の一つの高みを目指している店でもある。バランスボール、絵画、英会話など、バラエティあふれるカルチャー教室も併営する店でもある。
停滞する柳ヶ瀬商店街に吹き込んだ爽風でもある。この爽風が柳ヶ瀬を変えてゆく大きな風に成長していってほしいと願うのである。
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