茫猿鉄道2020 -3-

少しずつかたちになってゆく我がジオラマである。このところ早朝からジオラマ作りをするから就寝が早く、だから朝早く目覚めてラジオ深夜便を聞きながら、様々なことが浮かび消えてゆく二度寝である。4時になったからもう起きるとするが、室内とはいえ現在の気温は6度である。大寒なのに三月の暖かさである。

《各地のジオラマ-横浜》
記憶に残る一番のジオラマは、横浜みなとみらい地区ある「原鉄道模型博物館」である。一度しか訪ねたことはないが、茫猿が知る横浜の原(信太郎)の一人が残す鉄道模型博物館である。ちなみにもう一人の原(富太郎)が残したのは、国指定名勝三渓園である。こちらには二回訪れた。

今年は気仙沼や三陸鉄道を訪ねたいと思っているが、二番目の候補地は横浜にして新婚旅行の思い出が残る横浜グランドホテルに泊まり、原鉄道博物館と三渓園をゆっくりと心ゆくまで楽しむのも良いなと思っている。《金婚記念旅行先に新婚旅行で立つ寄った横浜は相応しいだろう。》 そうだ、春休みにはジオラマの完成を土産話にして孫たちに会いに行き、横浜三渓園、横浜原鉄博、大宮Jr鉄博へ連れて行き皆で楽しもう。

《各地のジオラマ-大宮》
JR東日本が運営する大宮鉄博のジオラマである。大宮鉄博には二度か三度訪れたが、ジオラマは見たことがない。開演時間の行列に並ぶほどの時間的余裕が無かったのである。横浜へ行くついでに大宮鉄博もスケジュールに入れても良かろう。京浜東北沿線には孫も住んでいることだから、横浜から大宮へ向かう大義名分もあろう。

《各地のジオラマ-名古屋》
JR東海が運営する名港リニア鉄道館のジオラマである。名古屋駅を中心に東海道新幹線の沿線風景を見せるジオラマである。こちらには数度訪ねた記憶がある。孫が来岐した時にも訪ねた。規模が大きく、当たり前のことだが作り込みも丁寧である。

《各地のジオラマ-京都》
JR西日本が運営する京都鉄道博物館のジオラマである。かの有名な梅小路機関庫(梅小路鉄博)がリニューアルして鉄博となりジオラマも併設されている。

《今日の茫猿鉄道2020》
ジオラマに隧道がないとやはり風景が平板である。画面左端は山と隧道の基盤である。この基盤の上に山を築き、隧道の入り口を作る。ジオラマの線路敷設はほぼ終わったが、線路のアルコール清掃と景観づくりはこれからの仕事である。《写真は手持ちの建物を仮置きしただけである、植栽などもこれからである。Nゲージ内回り線の支線を延伸、高架にして山へ登るというのも悪くはない。オーナーの気まぐれでレイアウトは随時変更される。》

ラジオ深夜便三時台には、ヴェルディ特集をやっていた。歌劇椿姫、オテロ、アイーダなどの聞き馴染みのある名曲パレードである。聞いていて大の歌劇ファンだった武田くんのことを思い出した。いつだったか山口の彼の自宅兼事務所を訪ねた時に、立派なオーディオセットと大量のLPレコードを見せられた。門外漢の私に蘊蓄を傾けることなど彼はしなかったけれど、ゆっくりとレコード鑑賞をすれば良かったと彼の慈顔を思い出す。

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